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2010年6月11日 (金)

■6月のメモ「吉祥寺発、川越行き」■

吉祥寺→新座→阿佐ヶ谷と渡り歩いてきた『マイマイ新子』巨大ポスターを、19日から上映の川越スカラ座さんに送ろうと、電話してみた。
O0197030010559382650「もし大きすぎて貼れなかったら、着払いで、送り返してください」とお願いして、とりあえず承諾をいただいた……が、電話では、とてもこのポスターが旅している経緯までは説明できず、なかなかどうして、不審がられました(笑)。
ちゃんと手紙を書いてから、土日に送ることになりそう。

実際に、ポスターを印刷してくださったチョー!さんのブログ


もうひとつ、新座での上映に協力してくれた人たちで集まろうよ、という話が、とんでもなく大きく、ディープになりつつある……(映画の正式スタッフは、一人もいません。念のため)。

女の考えることってのは、メチャクチャだ。寛容というか、鷹揚というか。
男は、手前の沽券だの矜持だのに、気をとられすぎ。

それまでに、原稿ぜんぶ終わらせて、川越スカラ座まで行ってみようかな。彼女を『王立宇宙軍』に連れていった、痛い思い出の映画館だし。


またもや変な時間に起床してしまい、録画してあった『子猫の涙』という邦画を見る。
Konekononamidaオリンピックで銅メダルをとった実在のボクサーの半生を、娘の視点から描く。
ということは、子役がメインである。藤本七海。口さがない大阪弁が、耳に気持ちいい。冒頭、父親ゆずりのボクシングで、男子をボコボコにするところからして、よかった。

だけど、なんで俺、こんな映画、録ったんだろ?と思っていたら、映画の途中で分かった。広末涼子が、出てるんだ。
しかも、ホステスの役。「触っても、減るもんじゃなし」と客に腕をなでられ、カッとなって、アイスペールを投げつける。「目ん玉に五寸クギ打って、カレンダーぶらさげたろか!」 ――やっぱり、こういう役、やってくれないと。
だって、アップにならないと、広末だって分からないもの。だから、単に「広末涼子」を見たい人は、この役はイヤなんじゃない?

とは言え、藤本七海が、片思いの少年に、ボクシング教えるシーン。ここに尽きるな。
別に、片思いを強調したような、甘いシーンじゃない。カメラは引き気味だし、セリフも「今度は後ろに下がるで」「もういっぺん、やってみよか」とか、そんな程度。
そのドライさが、逆にキュートなんだ。映画の印象というのは、映画と僕とがつくるものだから。

そういうシーンこそ、死ぬまで覚えているもんなんだ。

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コメント

ご無沙汰してます。
かぜは治りましたか?

ポスターリレー、任せっきりにしてしまってすみません。
チョー!さんという方が作ってくださったんですね。
すばらしき職権乱用...。
本当にあのポスターは、作品を全く知らない人が作品を知るきっかけになってくれたと思います。
今度お会いできたら、ぜひお礼を言わねばなりません。

本当に『マイマイ新子』を通して、人のつながりの大切さを痛感しっぱなしです。


『ゼーガペイン』もブルーレイ化の道が具体化したようで、すばらしい。
廣田さん、これからますます忙しくなりそう?!

投稿: bokusatchii | 2010年6月12日 (土) 00時16分

■bokusatchii様
ご無沙汰です。風邪は、一度治って、また別の風邪にかかりつつあります。

このポスターを見て、「この映画、見ようか」と言ってくれたお客さんがいたことは、何より嬉しかったです。

でも、ポスターリレーは、もう僕らの意志ではなく、ポスターが望んでいることですからね。
すっかり、にぎやになった『マイマイ』周辺状況の中で、このポスターだけが、「古い」し、地味でしょう。
誰からも、忘れられていると思います。
でも、だからこそ、僕らがやるのにふさわしいようにも感じるのです。

『ゼーガペイン』BD化には、僕はまったく関与していません。
ただ、一人でもファンを増やすよう、記事を書き続けているだけです。

投稿: 廣田恵介 | 2010年6月12日 (土) 16時23分

「フキだしメッセージ付き巨大ポスター」が、どこまでいけるか....川越に決まったら次は...ワクワク。
受け取ってもらえなくなるまでリレーするポスターなんて、聞いた事ないですね...幸せなポスター。なんか、ほんとに色々楽しいです。
さらに、飲み会楽しみです〜題して「マイマイ新子新座決死隊と仲間達」一見バラバラなメンバーですが、私に取っては間接的&直接的に協力してもらった人ばかりなので、もう細かい事は気にしてないんです。単純に、感謝と好奇心だけ。ダメ?

投稿: ごんちゃん | 2010年6月12日 (土) 17時42分

■ごんちゃん様
映画館さんとしては、シールなしのポスターの方がいいのかな…と、ちょっと悩みはするんだけどね。
このポスターにまつわる「物語」を、直接関係のない映画館さんに押し付けてしまっていいものか、今になって考えてます。
まして、新たに見るお客さんには、もっと関係ないだろうし。

「よかったら、シールなしのポスターもお送りできますよ」と書いて送るか……。
それは、新潟で貼ってもらったやつだけど。

>「マイマイ新子新座決死隊と仲間達」

大人なんだから、自由意志で参加ということで、いいでしょう。
ところで、会場は川越が近いので、川越に寄ってから、行くことにしようかと。

投稿: 廣田恵介 | 2010年6月12日 (土) 18時17分

>「よかったら、シールなしのポスターもお送りできますよ」と書いて送るか……。

選べるようにすれば問題ないでしょ。

>自由意志で参加
でも、廣田さんが来なかったら、私は大人げなくスネますよ。

投稿: ごんちゃん | 2010年6月12日 (土) 19時40分

廣田さん

ポスターの件でいろいろとお気遣いありがとうございます。
わざわざリンクまで貼っていただいて恐縮です。
本当に幸せなポスターだなと実感してます。

bokusatchiiさん

お褒めの言葉(?!)をありがとうございます。
僕は映画『マイマイ』に対してもそうですけど、廣田さんや前岡さんの純粋な行動に、ほんの気持ちだけですが、共鳴したかっただけです。

この映画に起きたことは本当にすばらしい
ことですね。

投稿: チョー! | 2010年6月12日 (土) 21時58分

■ごんちゃん様
「大人げなくスネる」(笑)
それ、いい! そのセリフは、なんかに使えそう。

■チョー!様
こちらこそ、ビッグなプレゼントをありがとうございました。
あのポスターは「僕らは、こうやって、この映画を応援してきたんだ」という、ひとつの誇りだと思っています。

投稿: 廣田恵介 | 2010年6月12日 (土) 22時06分

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