■6月のメモ「バカが一人いれば…」■
オトナアニメ別冊 シャフト超全集!! 10日発売予定
僕の仕事は、『化物語』特集の記事の、再録分だけですね。
なんか、評判よかったらしく「別のアニメで、似たようなページできないか」って、何度か相談されんですけどね。
でも、再録分の原稿料を出してくれる「オトナアニメ」さん、良心的。
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まんだらけ中野店さんへ、同人誌版「550 miles to the Future」を納品に行く。
批評系×資料系同人誌のご担当者から、熱いラブコールをいただいたので、残存27部のうち、20部をおあずけしてきた。
ただし、店頭販売はなく、通販オンリーでの販売だそうなので、お気をつけください。
その後、ラピュタ阿佐ヶ谷へ寄って、吉祥寺→新座→阿佐ヶ谷と旅してきた『マイマイ』巨大ポスターを、無事に確保。
次は、6/19からの川越スカラ座へ送りたい。果たして、受け取ってくれるんだろうか……と、こういうドキドキも、この映画ならではの楽しみだった気がする。
(不在だった石井支配人から、ご丁寧なメールをいただきました)
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『ゼーガペイン』、ついにBD化の全貌が明らかに。いろいろ思うところはあるのだが、なぜBS11の放映終了まで、待たなかったんだろう? そのタイミングなら、「結構よかったから、いっそBD買っちゃうか」という新規ファンも、発生していただろうに……。
BS11の掲示板を見ると、「初めて見た」って人は、チラホラいますよ。そういう人たちの気持ちの行き先は、考えなくていいのかな、と。
僕が、グレメカDXにわがまま言って記事を書いてるのは、そういう意味なんだけどね。
さて、そのBS11の放映だが、まだ第9話。新房作品でお馴染みの高山カツヒコ氏、初参加。
キョウは「現実」である戦場と「仮想現実」の日常を、等価値に捉えて安定しているが、むしろ仮想現実のほうが、ウシオやハヤセとの距離、カミナギとの行き違いなど、絶えず変動している。そうしないと、後々しかけられている、残酷なギミックが生きてこない。
キョウに「今のままでいいじゃん」と言わせておいて、来週から、視点をカミナギに移す――この作品は、徹頭徹尾「キミとボク」の話だから、カミナギが揺れると、キョウは安定していられなくなる。この冷徹な構成。見れば見るほど、面白い。
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アニメ絵本『ホッタラケの島』を買ったけど、いっそ、「遥・写真集」でも出せばよかったんだよ。この、微妙に怒っている表情は、ちょっと発見だった。……まあ、ほとんどはオーバーアクションだし、ラブドールと呼ばれても仕方ないんだけど、このキャラに伸び代があったのは、間違いない。
だって、ピクサーが老人や子供をつくっている間に、日本では女子高生をモデリングしてたんだから。その文化の特異性を、もっともっと、誇りに思うべきだ。
語弊を怖れずにいえば、この映画の現場に「バカ」が一人いれば、確実に化けていたと思う。
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コメント
通販開始しました!!
投稿: クニサワ | 2010年6月 7日 (月) 20時43分
■クニサワ様
は、早いですね(笑)
何卒よろしくお願いします。
紹介文、お願いしてよかったです。熱いです。
投稿: 廣田恵介 | 2010年6月 7日 (月) 21時31分