« ■千年後■ | トップページ | ■帰り道■ »

2010年5月15日 (土)

■5月のメモ「外と中」■

浜松での上映が終わり(200個の手づくりカンバッジ、お疲れさま!)、本日朝より、シネプレックス新座で『マイマイ新子と千年の魔法』が、上映開始です。
(ガンバ春雨さんによる、シネプレ新座への道が便利)

まったくの徒手空拳、知識も経験もゼロからスタートし、シネコンでの上映を実現させてしImage2171まったごんちゃん、おめでとう。9日間、楽しんでください。
「地元のママ友のために」と、狙いも計画も綿密で、「宣伝になるなら」と顔まで出しちゃいましたからね。

草の根上映といえば、聞こえはいい。でも、実際に草を植えていった側は、タダではすまないんですよ。楽しく、やりがいある反面、「……?」という思いもしますから。

ごんちゃんは、本当につらいところは、表に出してません。何もかも、育児や家事の合間にやっていたんですよ。何かをサボったわけではない。
だけど、「主婦と子供」という初公開時のコンセプトに、ポンと戻したでしょ? キング・オブ・シンコですよ。女だけど、キングだよ。


そして、明日16日は、新潟シネ・ウインドさんへ、監督が向かいます。
今日15日と明日16日は、半年間の紆余曲折を語る貴重なノベルティ「マイマイ・エコバッグ」を、先着10名様に贈呈。
シネ・ウインドさんは、あと1週間のラスト・スパート!

私は新幹線に乗って、ホテルで一泊という、夜遊びコースで行きます。不謹慎で、ごめんなさい。


原稿が3日早くおわったので、『女の子ものがたり』を借りてきた。
Sub5_large波瑠が、なかなか良かった。
『夕映え少女』のキリッとした和装姿が印象づよいが、まだ、ぜんぜん女子高生の役ができる歳なんだよな。

「波瑠をもうちょっと見なければ」と思い、『山形スクリーム』も借りてきたが、チェーンソーで落ち武者と戦うシーンがあり、けっこう良かった。成海璃子も見ておかねば……と思い、『罪とか罰とか』も借りてきた。

あ、『女の子ものがたり』の話か。


いや、波瑠の役どころは、よかった。主人公の深津絵里にキッカケを与え、映画を「内側」から駆動させる役だったから。
Onnanoko_monogatari3これは脚本の出来・不出来なんて、いっさい関係ない。その役を、誰がどう演じたかが問題であって。主人公を凌駕する重要な役を、波瑠に演じさせた時点で、もう、この企画は成功したといっていい。

波瑠に対して、主演の深津絵里なんていうのは、いわば映画の「外側」に属する女優。企画を通したり、映画館に人を集める役なんだよ。
『ゼブラーマン2』の客足が鈍いのは、仲里依紗って女優が、そういうメジャー感・大作感は持ち合わせていない(笑)、ということだよね。俺は大好きだけどね。


映画の「外」ではなく、「中」で何をしたかが、女優の価値を決める。

『リアル鬼ごっこ』のパート2が公開されるけど、前作で谷村美月がやっていた役は、やはり、新人に置き換わっていた。まあ、それはいい。映画の「外」の事情だから。
080200oni2前作で、谷村が何をしたかっていうと、冒頭で放心状態のまま、乳をもまれ、ラストでは「私はレジスタンス。この平行世界で戦ってるの」とか言って、ライフルを構えてニヤッと笑うんですよ。頭がおかしいよね。
でも、それが『リアル鬼ごっこ』という映画の準拠する、リアリティなわけです。谷村美月が、ライフルを構えて真剣に演技しないと、この映画は終われない。
いや、ひどい映画かも知れないよ? でも、女優は「ひどい映画だ」って思っちゃいけないんだよ。谷村美月の素晴らしいところは、どんな映画に対しても、どんな滅茶苦茶な役に対しても、責任を負うところ。決して、投げ出さないところ。

それは、世の中で仕事している大人たち、みんな見習うべきだよ。

|

« ■千年後■ | トップページ | ■帰り道■ »

コメント

ほんとにすごかった(まだ継続中ですが)ですね、ごんちゃんは。
私の経験からは子育て中が一番パワーがあるときなんですが、
小さい子ばかり3人ですから、それだけで大変な毎日だったと思います。

ご本人の想像以上にすごいことになっちゃって、
終わった後の脱力感のほうが心配なんですが、
こどもたち(のお世話)が守ってくれそうですね。

ちなみに私は家事を思いっきりサボりましたよ(それまで以上に、という意味ですが)。
夫からは「終わったら心を入れ替えてクダサイネ。」
最終日のためだけのボードを見て「このパワーを家庭に向けてくれ。」と…まったくその通り。

心を入れ替えて、これからは新子抜きで廣田さんのブログを読ませていただくことにしましょうね(笑)

投稿: kyasリン | 2010年5月15日 (土) 12時12分

■kyasリン様
新座は、朝10時からにもかかわらず、大入りだったそうです。
よかった、よかった。

私は、上映が終わってから、ちょっと「バウス欝」でしたが、今は、虚無の境地に達しつつあります。
どんな結果であれ、心には、ずっと残るものですからね……。

>「終わったら心を入れ替えてクダサイネ。」

旦那さん、なかなか言いますねえ。
ボードの写真、いずれ見せてください。すごく良い記念品になったんじゃないですか?

このブログは、キャバクラと女優以外に話題がないのですが、よろしければ、また立ち寄ってください。

投稿: 廣田恵介 | 2010年5月15日 (土) 13時29分

廣田様、先ほど新座より戻りました。

チケット売り場に「マイマイ新子は混雑しております」
の張り紙を見つけた時はなぜか嬉しく思いました。

本当に沢山の方が見に来られていました。

上映後ごんちゃん様にありがとうございましたとお礼ができたのも嬉しかったです。

今回子どもとの共通した意見。前見た時より涙が出ました。

投稿: YASS | 2010年5月15日 (土) 15時15分

■YASS様
楽しまれたようで、何よりです。
やっと安心して、お子さんを連れて行ける環境が得られて、良かったですね。

>「マイマイ新子は混雑しております」

シネコンの映画は、初日二日で運命が決まる…という業界の常識を、観客がひっくり返してしまいましたね。

しかも、親子でいっぱいだったそうじゃないですか。配給・宣伝は、ごんちゃん達の戦略から、おおいに学ぶべきだと思いますね。

投稿: 廣田恵介 | 2010年5月15日 (土) 16時33分

YASSさんへ
ごんちゃんです。
こちらこそ先日は、声かけていただいて嬉しかったです。
前岡さんは、その後...お元気なのか気がかりです。
お世話になったので...。
今回、子供達に楽しかったという声が沢山聞けて、ほんとに嬉しかったです。ブログでも「子供の感想」を載せたいと思います。是非私のブログにも書き込みお願いいたします(お子様二人の声を代弁して)。多くの子供の感想が集まったという点は、新座ならではの宝ものですので是非お願い致します。

廣田さん
今になって、色々気がついたことや発見したこと、これは大きな宝となりました。まだ数日間あるけど、もうチラシも無くなったし、気を楽に楽しみたいと思っています。

投稿: ごんちゃん | 2010年5月20日 (木) 02時24分

■ごんちゃん様
YASSさんが、見ててくれるといいんだけど……。

この記事にも書いたように、実際に行動した人間は「タダではすまない」。

鈍感な大人たちが、嫌になるぐらい多い中、「痛み」を感じられること事体が、宝なのだと思います。

投稿: 廣田恵介 | 2010年5月20日 (木) 13時45分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ■5月のメモ「外と中」■:

« ■千年後■ | トップページ | ■帰り道■ »