■5月のメモ「放蕩の春」■
驚愕のオーパーツ&超古代ミステリー99 26日発売予定
前回のムック本につづいて、「ナスカの地上絵」について書きました。
「そういうのも、専門範囲なの?」と聞かれるけれど、これはオーパーツだの超古代文明などについて、そこそこ書ける「技能」であって、専門とかいう話ではないと思う。
「技能」というのは、単にテクニックであって、今回は、そこのみを求められた仕事だったので、非常に楽しかった。
編集者も、喜んでたしね。
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しかし、本当にめっちゃくちゃな生活をしている。
夜、友達と待ち合わせて、『第9地区』の2回目を見に行った。
その後、知り合いの映像ディレクターも合流して、酒。午前3時には、自宅近くで解散したはずだった。
その後、タクシーで繁華街に舞い戻ったんだよ。
翌朝には、風俗嬢に向かって、「俺と付き合わないか」とコクってましたからね。
相手は風俗嬢ですよ。カラダを売ってる人ですよ。その日、初めて会った相手だよ。
だけど、キスが、とても上手かったものだから。
恋愛に関しては現役を退きつつある俺だけど、決め手は、趣味だの性格だのではない(という気がしている)。キスを楽しめれば、それで足りるのだ(と確信しつつある)。
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「そんな店で働いている女は、汚いよ」と言われるんだろうけど、彼女たちは明るかった。もちろんお金目当てなんだろうけど、それ以上に、自分の肉体的欲望に素直というか。こっちが頼んでもないのに、やりたいことは全部やっちゃう感じ。
山下洋輔が「やりたくないことをやっているヤツの顔は、歪んでいる」という意味のことを言っていたと思う。
風俗を美化するつもりはないけど、ニコニコと楽しそうにセックスする嬢たちには、何か教えられたような気がした。――すげえ高い授業料を、払わされたけど。今月はもう、高い買い物、できないな。
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というか、原稿も溜まってるというのに、何をやってるんだか。
『罪とか罰とか』は、お下劣なジョークが連発されるけど、成海璃子にとっては、いい経験になったんじゃないだろうか。
『武士道シックスティーン』とか『書道ガールズ』の前に、こういう寄り道、それもブラックでシュールな道を歩いておいて、芸域が広がっただろう。
明らかに、ねじ曲がったハッピーエンドなんだけど、それをよしとしてしまう。それは、成海璃子の笑顔でないと、「よし」とはならない。
どんな思想の映画であっても、女優は、それを受け入れていかねばならない。下手すると、監督より重責を負っているんですよ。
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コメント
ナスカの地上絵かあ.....地球外生物による地球人への警告=メッセージだとか...?私は母親の影響で、雑誌「ムー」の愛読者でした。科学では証明できないことが世の中にはあり、その謎に惹かれたなあ〜。
それにしても、イケイケですね(笑)
面白いなあ.....。
私も、今日数年ぶりにあったお友達から
「あいかわらず動物的な感覚で生きてるね」と言われてしまった。やめて〜〜!と耳を塞ぎたくなった。子育てしてるんだからあ....もう。
投稿: ごんちゃん | 2010年5月20日 (木) 01時16分
■ごんちゃん様
ナスカの地上絵は、「ツアーがあるから、観に行ってみようかな」と思ったけど、自力でペルーまで来い、という過酷な内容なので、あきらめたんだ。
>「あいかわらず動物的な感覚で生きてるね」
人間、そこに尽きるような気が、最近はしている。
この数ヶ月で、くたびれてしまったせいかも知れない。
ただ、愛撫してもいい相手が欲しいだけなんだろうけど、それの何がいけないんだって思う。
昨夜は大金はたいてしまったけど、とにかく楽しかったなあ……人間に戻れた、というか。肌のふれあいは、大事。
投稿: 廣田恵介 | 2010年5月20日 (木) 01時54分