■5月のメモ「仲さんのこと」■
やっぱり、レイトショーの立川シネマシティは、侘びしくて最高。
『ゼブラーマン』の客は、カップル二組ふくむ、計7人だったかな。
仲里依紗の衣装、けっこう良かった。やっぱり、動いているところを見ないとね。
最後に出てくる、黒ゼブラだかゼブラクイーンだかの衣装は、仲さんのクォーター体形に、ガッチリとマッチする。
表情も声も、衣装に食われてない。この歳で、こういう役やっといて、良かったと思うよ。ようは、仲里依紗が、仲里依紗でなくなる瞬間を見たかったわけで(『非女子図鑑』で、その兆候はあった)。
ただ、この決定版コスが出るまでが、長い。1時間ぐらいかかる。それまでは、寝ててもいい映画だと思う。ストーリーなんて、どうでもいいじゃん。そんなところで、映画の価値は決まらない。
前半の歌とか踊りも、うまいとは思うんだけど、まだちょっと、作為的なんだよな。
後半の「衣装と競演(共演ではない)」するのが、何より凄かった。「役が降りてくる」なんてレベルじゃないだろう、これは。
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あと、エイリアンに憑依された少女を演じる、永野芽郁。ちょっと奇形的な美しさがあって、三池崇監督のフェティッシュは、むしろ、この子のほうにあるのでは。
あと、仲さんのライバルとして、スザンヌが出てきた。こっちはもう、ベタベタのアイドルで、嬉しくなっちゃう。
……まあ、全体の7割ぐらいは、寝ててもいい映画だけどね。そのくせ、「寝てるヤツは起きろ!」と言わんばかりの、仲里依紗。女優は、しばしば、映画とケンカするのである。
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新潟シネ・ウインドさんでは、今週末の土日(15・16日)、「伝説のマイマイ・エコバッグ」をプレゼントします(両日とも、先着10名様)。
マッドハウスさん直送、最後の放出となりそうです。
広げると、すごくいいデザイン。このデザイン流用して、レターセットつくろう、なんて話もあったんだよね、吉祥寺では(ポストカードの裏面は、その名残りです)。
新潟シネ・ウインドでは、16日に監督舞台挨拶、21日まで上映中。
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ねむようこさん、『午前3時の危険地帯』。よくある手法なのかも知れないけど、『~無法地帯』の続編でありつつも、主人公は新しい。先読みできない展開で、前作より厚みは出たけど、胃にもたれない。
恋愛感情について、示唆に富んだシリーズなのだが、それって、俺とはほとんど関係ない。
43歳だから当然かも知れないけど、恋愛って、卒業できちゃうもんなのかも知れない。
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