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2010年5月 5日 (水)

■5月のメモ「16ミリ」■

今日5/5から、ポッドキャスト「談話室オヤカタ」で、「廣田恵介の語るマイマイ新子」が配信されます。(復旧しました。聞けます)
『MAG・ネット』で、カットされた分を話したつもりだけど、これじゃ、吉祥寺の上映を何もかも、僕がやったように聞こえる――。その辺りは、話を要約してるんだと思って、聞いていただけると、ありがたいです。

明日、「オヤヂ酒場」の収録で、藤津亮太氏と話すけれど、それでもう、公の場で『新子』について語るのは、終わりでしょう。
あ、あと「署名TV」のインタビューがあったか……。5月中に掲載されるらしいけど、署名活動も、もはや昔話だよね。

新潟シネ・ウインドさんの上映を見届けたら、今度こそ、本当に役割は終わる。


今日、熊本の図書館で『新子』の上映、あるんでしょ。35ミリではなく、16ミリなんです。「16ミリ版を焼く」という話は、以前から聞いていたけど、いよいよ来ましたか。
ようするに、公民館やホールで、上映しやすくなった。もう、映画館に高いリスクをしょわせる必要は、なくなった(しかも今回は、無料上映)。
DVD発売は、ビジネス的には「上がり」かも知れないけど、作品は、まだまだ広がる可能性がある。

まだ見ていない人に、これから、見てもらえるかも知れない。この作品が獲得したのは、「今後、日本中のどんな僻地でも見てもらえる可能性」なんですよ。
16ミリ映写機さえあれば、どこでも上映できちゃうわけだから。
これはもう、『マイマイ新子』さん、勝利宣言してしまっていいのではないだろうか。


「BDが出てないじゃないか」というのは、まるで問題が違う。
Newsheadline_1238551521_image1_1『崖の上のポニョ』って、VHSが発売されてるんですよ。DVDすら見れない環境が、まだ日本にはあるわけです。
『トトロ』のVHSだって、いまだ現役で売られているし。

より多くの人に見られつづけることが、作品の幸福だと思うので……『新子』に関しては、これで良かった、と思う。
(制作費が回収できたかどうかは、まったく別のお話。とにかく、知らない人が、どんどん見ていくことの方が大事)


仕事用に、テレビ版『パトレイバー』を視聴。以前にも、仕事のために見た記憶があって、あまりいい印象はなかったのだが……。
20070523114329_60_0泉野明の「小僧じゃなくて、お姉さんだ!」というセリフが、良かった。
ボーイッシュな女の子が、自分のことを「お姉さん」、つまり、成熟した女と呼ぶ。エロチックといってもいい倒錯美を感じる。

何度も書くようだけど、美少年ぎりぎりの美少女といえば、『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』のサガね。もともと、好きではあるんだよな。

しかし、この歳で泉野明か。「婦警」っていう役職が、またいいね。社会人である、というところが。……うーん、いかんな。

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コメント

>作品は、まだまだ広がる可能性がある。

毎日、道を歩いてても、物語のつづきにいる気分ですよ。近所のあぜ道に咲く花、沢でタモ網持ってゴソゴソやってるガキんちょ達。みんなみんな愛しいです。

ところで、私が愛車にあだ名をつけてるのは野明にならって、です。
明日は鼻歌うたいながら洗車すんだー!

投稿: ちえきち | 2010年5月 5日 (水) 01時08分

■ちえきち様
もう、「この映画を見る前の自分」には、戻れないですね。
吉祥寺は、以前より、ずっと愛おしい町になったし……。

ただ、それと作品に耽溺することとは、また別じゃないかって気がしてね。

>私が愛車にあだ名をつけてるのは野明にならって

あの、メカに名前つける癖も、当時は「そんな女いるかよ」って思ってたんですけど、もう全部、愛おしくてね。
今さら、野明にやられるとは、不覚。

投稿: 廣田恵介 | 2010年5月 5日 (水) 01時35分

女の子は持ってるぬいぐるみ全てに名前つけるもん。愛機にだってつけますよ。
生憎アルフォンスには乗ったことないのでわからないですが、うちの車は完全に犬です、忠犬。
だって私が買い物している間、駐車場で、ちゃんと言われた通りの場所を動かず待ってるんですよ。なんていじらしい!!
まぁ、これ言うとだいたいクルクルパー扱いされるんですけどね……。

投稿: ちえきち | 2010年5月 5日 (水) 02時01分

■ちえきち様
僕、打ち合わせの席で、車やバイクの話が始まると、その場で引きこもってしまうぐらい、メカ音痴だから。

でも、ごくたまに、すごく車の色やデザインにこだわる女の人っているでょ。……あれも、よく理解できない。

ほら、車って社会の乗り物というか、乗るのに、社会性が必要じゃないですか。僕、社会性はゼロだから。それで理解できないんだと思う。

投稿: 廣田恵介 | 2010年5月 5日 (水) 02時13分

廣田さま

新子が田舎の公民館あたりで上映されるのって素敵だと思います。
今後、不特定多数の方がご覧になることによって、どんな変化が起こるか楽しみです。

>美少年ぎりぎりの美少女といえば

自分は「1999年の夏休み」を思い出しました。でもあれはちょっとジャンルが違いますかね。

そうそうようやくポリススピナーが完成し、FGにアップしています。
ヘタクソで恥ずかしいですが、自分もステージに立たないとなぁ・・・と思い、投稿。
お次のバイパーMK2は機体後部のエキセントリックな部品割りに悪戦苦闘中です^^;
ちょっと昔のプラモみたいで、楽しいですが!

投稿: かまタロウ | 2010年5月 5日 (水) 09時52分

>『崖の上のポニョ』って、VHSが発売されてるんですよ。
これは初めて知りました。
とかく画質優先のマニアの悪い所で忘れがちなんですが
(子供にも扱えて)気軽に見てもらうにはディスクはデリケートすぎるところがあるんですね。こういう姿勢はとても大事です。
>16ミリ
待望のって感じですね
これで松崎小学校での野外上映会実現に一歩前進?かもしれません!

投稿: Miya-P | 2010年5月 5日 (水) 10時33分

■かまタロウ様
もちろん、誰かが「やろう」と思わなければ、上映できないわけですが……レンタル料、どれくらいなんだろう?

>「1999年の夏休み」

あれも、発想は悪くなかったと思います。
世界観も、耽美的でいいですね。ただ、あの頃の日本映画って、せっかくのアイデアにスキルが伴ってない気がして……。

>ポリススピナーが完成

おっ、あとで探してみます!
バイパーは代行制作してもらったので、噂のパーツ分割には、苦しめられませんでした。
旧型機なので、許してやってください。

■Miya-P様
『ポニョ』のVHSは、ジブリの広報担当も知りませんでした。
過去作のVHS商品が、いまだに動いている以上、出さないわけにはいかなかったんでしょうね。正しい判断だと思います。

野外上映の話、この前も出てたんですけど、16ミリの駆動音つきですよ(笑)
いざ上映会やるとなると、やはり経費はかかりますね。でも、映画館と交渉する手間とリスクは、省けます。

ところで、「談話室オヤカタ」が聞けないのは、ウチだけでしょうか……。

投稿: 廣田恵介 | 2010年5月 5日 (水) 13時34分

廣田さま

>あの頃の日本映画って、せっかくのアイデアにスキルが伴ってない気がして……

同感です。
でも、あの学芸会的な雰囲気もまた好きです。昔、ロケ地とか行きました(笑)
確か、この作品って声優のアテレコだったと思います。
女の子が男子を演じて、声優がアテレコって・・・よくよく考えるとスゴイなぁ。。。

>おっ、あとで探してみます!
カマ太郎で検索すれば一発です。
バイパーも順次アップしていきたいと思います。

投稿: かまタロウ | 2010年5月 5日 (水) 16時00分

■かまタロウ様
「ポリススピナー」で検索したら、一発で出てきましたよ!
ちゃんとヌードルまで作ってあるところが、いいですね。あえて明るめの機体色も、新鮮でした。

>確か、この作品って声優のアテレコだったと思います。

そうでしたっけ。逆に、今は事務所がうるさくて、出来なそう……。
あと、横山宏さん作のフィギュアというか、小物が出てきたりして、世界観は大好きです。
ひさびさに、見てみたくなりました。

あの頃の女優では、つみきみほがダントツに良かったです。『精霊のささやき』『櫻の園』『花のあすか組!』……

投稿: 廣田恵介 | 2010年5月 5日 (水) 16時37分

談話室、まだ聞けませんね。うちだけかと思って今朝、XPやらVistaやら起動しまくり(笑)

もし、またがんばることがあったら、今度は小学生を集めて観せたいなぁ。と、今日。
この映画を一回でなにかしら心動かされた大人はこどもの心が残っている大人なのかも。
理屈抜きでその場面ごとを受け止めれば良いだけなのに、場面の移動についていけなくてパーツをつなげられなかった大人が「よくわからなかった」と首をかしげるわけなんだなと。
右脳で観る人と左脳で観る人の違い?
この映画はもしかすると生涯のパートナー選びの審査に使えるかも(笑)

投稿: kyasリン | 2010年5月 5日 (水) 18時54分

■kyasリン様
僕も、Media Playerの設定を変えたりしてるんですけど、全然ダメです。
関係者に電話しても、つながらず……。

>右脳で観る人と左脳で観る人の違い?

あ、これは鋭いかも。
理屈で見たら、あきらかに、かみ合わないですもんね。ディテールは左脳的だけど、全体像は右脳的というか、その「ややズレてる感じ」が、気持ちいいんですよね。

僕の知っている人たちの中では、女性は全員、文句なしに「良かった」とも言わずに、原作本を買ってたりします。
理屈をこねるのは、やっぱり、男性なんです(笑)。
僕の周りではね。

あと、監督を女性だと勘違いした人がいる、というのも、何だかわかる話です。

投稿: 廣田恵介 | 2010年5月 5日 (水) 19時26分

廣田さま

ご感想ありがとうございます。
ヌードルは外せませんよ!

1999年~はDVDがリリースされているようですが、ここは敢えてVHSでいかがです?(笑)
つみきみほさん、最近見ませんが、ご結婚後、引退されたんですかね。。。

そういえば「第9地区」見てきました!
自分は好きです、この作品。
アバターのロボとは全く違いましたね。
エビちゃんたちのマン・マシンインターフェイスがCOOL。しかも板野サーカスまで出てきて大満足です^^
続編はあるのですかね??
3年後、クリストファーが戻ってきて、地球に残る派と、故郷に帰る派で大揉め・・・なんて内容なら見たいです(笑)

投稿: かまタロウ | 2010年5月 5日 (水) 22時22分

■かまタロウ様
つみきみほは、どうやら舞台に移行したらしいんです。レコードも出してたんですね、この人。
うっかり買っちゃいそうで、怖いです。

>「第9地区」

これは、グレメカで語る予定なんですが、まずロボを見て、気がつかないとアカンですよね。ちゃんと、エビちゃんたちのテクノロジーが、反映されてますからね。

ラストは賛否両論ですが、「予想もつかない続編」であれば、見てみたいですね。
その点、『クローバーフィールド』と似た感触です(あれは続編企画、なくなっちゃったらしいですけど)。

投稿: 廣田恵介 | 2010年5月 5日 (水) 23時02分

kyasリンさんの
>生涯のパートナー選びの審査に使えるかも
って言葉には同感ですね。
自分と同じ感性を持った人かどうか見極められるかも。

前岡さんは「感性の踏み絵」って表現されてましたね。

投稿: silver_copper | 2010年5月 5日 (水) 23時05分

■silver_copper様
ピンとこなかった人は、完全にスルーできてしまう映画なんですよね。
最終日、いびきかいて寝ていた人がいたけど、別に腹は立たなかったです(笑)。

僕は割と、ボーッと楽しんでいたほうで、12月初旬ごろ、あちこちの熱いレビューを読んで、「どうやら、すごい映画を好きになってしまったようだ」と。
――そういう恋を、してみたいですね。

投稿: 廣田恵介 | 2010年5月 5日 (水) 23時30分

「談話室オヤカタ」聴きました♪(Windows Media Playerを使い慣れてなくて、途中までは3回も。笑)
「未来」の収録は,今回は時差の調整が大変だったことでしょう(笑)
シネマイーラの名前も出して下さって感謝です。

投稿: kyasリン | 2010年5月 6日 (木) 21時10分

■kyasリン様
そりゃあ、海外の映画祭よりも、国内で上映している映画館のほうが、ぜんぜん大事ですからね。

シネプレックス新座のことなんて、まるでもう昔話になっちゃってないかと、そういうことが心配なんです。

投稿: 廣田恵介 | 2010年5月 6日 (木) 22時25分

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