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2010年4月21日 (水)

■4月のメモ「ペ・ドゥナと東京」■

本日水曜の吉祥寺バウスシアターは、レディースデーです。
女性の皆さん、『マイマイ新子と千年の魔法』を安く見られる、ラスト・チャンスです(いや、ラストではない)。
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「新子ちゃん。水曜日は、行かんとこうな」「なんでやの、貴伊子。レディースデー、むっちゃお得やん!」「うちらには、金曜日のカップルデーがあるやん」……ビシッ! 「新子ちゃん、痛い!」

※金曜日といえば、23日には、主演の福田麻由子さんの舞台挨拶があります。


ペ・ドゥナが好きだと言っておきながら、今ごろ、『空気人形』をDVDで視聴。
「DVDなんて、映画の代替品だよ」なんてセリフも、劇中にありましたっけ。すみません。

「ペ・ドゥナと東京」とでも呼びたくなるような、フィルムでしたね。東京の東端の風景が、とても9eeae7bc5399149c07a721ce0770dbb6綺麗。
明け方とも、夕方ともつかない、霧に沈んだようなビル街がね。窓に、水色の明かりを灯していて、すごく綺麗だ。
そういう時間が、好きだ。
ペ・ドゥナが小走りにかける商店街の、弁当屋だかパン屋だかの明かりだとかね。毎日、肉眼で見ているような風景なのに、郷愁を感じる。

映画って、それでいいじゃない。
私にとって、この映画の価値は「ペ・ドゥナと東京」の美しさに尽きる。
だから後半、寝てたってよかったんだよ。それでも、この映画の美しさは、曇らないから。


たいていの映画は、観客を100%、説得しようと努力する。だが、観客は説得される必要はない。その映画の、いいところを見つけられれば、関係は成立する。

何事においても、関係を成立させることが出来れば、そこから始まるし、始まらなければ、終わりもない。
その不安定さに耐えられない人間は、相手を値踏みし、点数をつけはじめる。ようするに、「説得されまい」ともがくわけだ。
もっと、自由でいればいいのに。

自由というのは、シャツのようなもの。一番上のボタンまで、とめる必要はない。擦り切れたら、買い換えればいい。


日本テレビの『ギャラクティカ』S2は、全シリーズ中、最高傑作の呼び声も高い、第10話『ペガサス』。いま見ると、イヤな上司や、無能な仕事相手と組まされたときの、イライラ感をリアルに感じる。
Tv_bga02_t2211_0008a「ウィリアム、会議が終わったそうだ!」「終わっただと? いつ、“始まった”んだ!?」――こんなやりとり、しょっちゅうでしょ? 普通に仕事してれば。
だから、人気あるんじゃねえの、『ペガサス』三部作は?なんて思うのだ。

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コメント

ペ・ドゥナ、いいですね。

空気人形の舞台挨拶に行きました。
コミカルな演技が大好きです。
汚れない心がみんなを幸せにしたんじゃないかな?

投稿: イルカのおかげ | 2010年4月21日 (水) 15時57分

■イルカのおかげ様
ペ・ドゥナも、だんだん、年齢不詳女優になりつつありますね。
この歳で、ああいう無垢な役が出来るとは、思いませんでした。

無垢というか……まあ、すごい役でしたけどね(笑)

投稿: 廣田恵介 | 2010年4月21日 (水) 19時21分

廣田さま

ご無沙汰しております。
年度の変わり目に異動やらありまして、バタバタしておりました。
この騒ぎのせいで、お楽しみの防府行きも妻と子供だけを行かせる結果となり、ガックシですOTL
週末は腹いせに「第9地区」でも見に行きます。

さて、ギャラクティカS4はケーブルTV不調ですっかり船団から取り残された感ありですが、S2はなんとかしがみついております^^;
このペガサス3部作、廣田さんのご意見に激しく賛同します。
今日も10時からと通達があった会議が9時から開催されて、大騒ぎでしたね(苦笑)
まずいなぁ~うちの会社^^;

投稿: かまタロウ | 2010年4月21日 (水) 22時05分

■かまタロウ様
防府に行けなかった腹いせとしては、『第9地区』は、かなり素晴らしい選択です。
逆に、あの地区は、女子供お断りですから……って、一人で見に来てる女性も、いましたけどね。

>ケーブルTV不調

えっ、ジャンプ・ドライブ、まだ直らないんですか? 
「ギャラクティカ双六」があったら、「カプリカまでもどる」みたいな感じですね。
関係ありませんが、私は「藻の惑星」、けっこう好きでした。第13部族は、あんな星に何の用があったんだよ、という。

>今日も10時からと通達があった会議が9時から開催されて

まさに「いつ始まったんだ!」というヤツですね(笑)
あと、フィスクみたいな人って、職場に必ず一人は、いそうですよね。飲み会のときだけ、元気になるタイプですね。

投稿: 廣田恵介 | 2010年4月21日 (水) 22時35分

廣田さま

>防府に行けなかった腹いせとしては、『第9地区』は、かなり素晴らしい選択

これは楽しみです!
実はカッコいいロボが終盤に出てくると聞いてたまらなくなりまして・・・^^;
キャメロン御大の某映画のメカ関係がちょっと残念だったので期待しています。

>えっ、ジャンプ・ドライブ、まだ直らないんですか? 

ジャンプ・ドライブのメーカー対応があまりに悪いので放り出しました^^;
もう2話逃した時点でDVDを待つ!と決めました。

>フィスクみたいな人って、職場に必ず一人は、いそうですよね。

ははは!いますね~
実は今度の上司がかなり酒癖悪いそうで、絶対に一緒に飲みに行くなと周囲から忠告されています。
でも、ギャラクティカフリークの自分はどうもそういう人間を捨て置けないというか(笑)

投稿: かまタロウ | 2010年4月21日 (水) 23時15分

■かまタロウ様
『アバター』のダメロボと『第9地区』のロボが、同じに見える人がいるらしいんですが、ぜんぜん違いますよ。
僕も心配してたんですけど、杞憂でした。

>もう2話逃した時点でDVDを待つ!と決めました。

確か、いま放映しているエピソードまでが、上巻に収録です。
次号グレメカの特集も、そのあたりで止めておきます。
僕の周囲でも、何隻か遅れてますからね(笑)

>今度の上司がかなり酒癖悪いそうで

はは、フィスクに当たっちゃいましたか。
僕は、タイ大佐レベルだから、可愛いもんですよ……って、アル中? しかもサイロン?

投稿: 廣田恵介 | 2010年4月21日 (水) 23時42分

3月から適当に6本の映画(行ける時にたまたまやってるもの)を映画館で観て感じてることなんですが、
映画って、それが映画であるということだけで価値があると思うこの頃です。
それも、映画館で観てこそ、だと。

投稿: kyasリン | 2010年4月22日 (木) 01時53分

■kyasリン様
>3月から適当に6本の映画(行ける時にたまたまやってるもの)

いいですね。そういう見方は、誰にでも出来そうで、できないものです。

見た映画を「良い映画」と「悪い映画」に分けたがる人が多いのですが、公開されないままの映画が膨大にあることを考えると、映画館にかかること自体が、すごいことなんですよね。

まして、それを「ヒットさせる」なんて、よほど知恵を絞らないと出来ないことです。

投稿: 廣田恵介 | 2010年4月22日 (木) 09時50分

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