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2010年4月23日 (金)

■福田麻由子と吉祥寺の春■

4月23日になりました。吉祥寺バウスシアターで上映中の『マイマイ新子と千年の魔法』、本日は主演(青木新子役)の福田麻由子さんの舞台挨拶です!

Tnr0911200744004p1この写真は、昨年11月の公開前のもの。
「アニメージュオリジナル」では、当初、本上まなみさんのインタビューを予定していましたが、9月5日に試写を見た私は、その場で編集者に「福田麻由子に変更!」と、電話したのでした。

試写会までは、まだ音楽のみの「特報」しか見たことがなく、福田さんの演技が、ここまで「すごい」とは、思ってもみなかったから。


試写の前に見ていた福田麻由子の映画は、『同じ月を見ている』と『犬と私の10の約束』だけで、それぞれ、黒木メイサと田中麗奈の少女時代を演じていた。
だから、どうしても「子役」という印象が、ぬぐえなかった。
03_largeインタビューの日までに、『ヘヴンズ・ドア』や『Little DJ』など、未見の主演作を、すべて見た――といっても、主演作となると、数本しかない。

ところが、見れば見るほど、この女優が「映画の要求に忠実な」プロであることが、ありありと分かってきた。
だから、『新子』への起用は、そのプロたる部分が根拠となっているのが、よりよく理解できたし、「客寄せのためのタレント声優」でないことも、一層はっきりとしてきたのだった。

福田麻由子より、さらに知名度の低い水沢奈子のギリギリでの登板に関しても、何をか言わん。
『マイマイ新子と千年の魔法』という映画は、キャスティングの面でも、クオリティ重視の実力主義で――それゆえに、「ヒットしなかった」ともいえるのである。


インタビュー原稿は、「子役」という記述に×がしてあり、「女優」と書き直されていた。
それは事務所の判断なのかも知れないが、僕には、福田麻由子の覚悟に感じられた。

あの桜舞う春の午後、荷物いっぱいのトラックに乗って去っていったのは、青木新子ではなく、子役時代の福田麻由子だったのかも知れない。

そして、春という季節が、映画と女優を、再びめぐり合わせる。

チケット発券、19時30分。開演、20時30分。
――春の夜の吉祥寺で、夢の時間を、すごしましょう。


ところ変わって、新潟。
上京中の新潟シネ・ウインドの支配人さんと、初対面。来週あたりから、新潟の各媒体で、『新子』関連のインタビューや評論が、掲載されはじめるとのこと。

「月刊ウインド 5月号」の表紙の色校を見せてもらって、椅子からズリ落ちた。やりすぎだ、コレ!
鼻をちかづけると、麦穂の匂いがしてきそうなほど、『新子』でいっぱい。詳細、後日!

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コメント

薬屋さんでピストルを構えているシーン、ゾクゾクっとしました。
「うちらの明日の約束を返せ」と聞くとあのシーンが蘇ってきます。

投稿: イルカのおかげ | 2010年4月23日 (金) 03時25分

■イルカのおかげ様
『ヘヴンズ・ドア』は、叫ぶシーンが多かったですからね……。

東京は、やっぱり雨。奇跡は起きそうもないです。

投稿: 廣田恵介 | 2010年4月23日 (金) 10時42分

配信、拝見いたしました。
私がこの映画に出会えたのは廣田さんのおかけです。
本当に、辛い思いもたくさんなさったと思いますが、貴方の力で素晴らしい出会いを与えていただいた者として、心から感謝の気持ちを捧げます。
ありがとうございました。

(あと、実はヤマト復活篇のお陰でもありますwあの映画がなかったら、アニメージュオリジナル買ってませんでしたので……あちらはまさしく私にとって「たとえ他人様にとってダメな子でも、私には愛しい映画」です・汗笑)

投稿: やや矢野屋 | 2010年4月23日 (金) 23時10分

■やや矢野屋さま
いえいえ、もう「誰か個人の力」というものではないですよ。
署名活動の成果報告をしてくれ、と運営会社から言われているのですが、こんなにも状況が変わるとは思ってませんでしたから、どうしたものかと……。

読売新聞の(福)さんが取材に来られ、そのまま見ていかれたので、ちょっと相談してみたりしました。

>「たとえ他人様にとってダメな子でも、私には愛しい映画」

素晴らしいですね。
私の好きな映画も、すべてそうです。誰が何といおうと、俺は愛しているよ、と。
たまたま今回、それが『新子』だった、というだけの話ですよ。

投稿: 廣田恵介 | 2010年4月24日 (土) 12時17分

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