■3月のメモ「ゼーガ、復活。」■
グレートメカニックDX12 本日発売
●ギャラクティカNOW Vol.8
今回の目玉は、「片渕須直、ギャラクティカをミリタリックに語る」です。『ギャラクティカ』の話をしてるのに、ちゃんとオチは『マイマイ新子と千年の魔法』と繋がる、という奇跡。
●オヤヂ酒場
藤津亮太氏と、真昼のカラオケ屋で、ビールをがぶ飲みしながらの雑談。今回のお題は『装甲騎兵ボトムズ 幻影編』と『アバター』。ちょっと、『アバター』酷評しすぎたかも。でも、世間の高評価ぶりが、本気で分からないもので。
●ロボット演出事始 第三回
今回は、『機動戦士ガンダムUC』の原画を、4ページにわたって掲載。モノクロだと、原画の面白さが伝わりづらい。結局、タイムシート見せないと意味ないんじゃないかとか、いろいろ悩みました。
●グレメカ人生波止場 第六回
今回は、キングレコードの大月俊倫さんです。前半は仕事論、後半はテレビ論といった感じ。私は相手の目を見るのは平気なほうですが、大月さんの眼光は鋭かった。
●ゼーガ、復活。
この記事については、バンダイ・コレクターズ事業部さんがTwitterで解説してくれてます。魂フィーチャーズでも展示した試作の撮りおろし写真を含む取材記事から作品紹介まで密度の濃い全2ページ。商品担当者がゼーガの良さについて語っています。
4月からの再放送情報も、すべり込みで掲載できた!
バンダイ取材では、「ゼーガタンクが欲しい」「オケアノスも欲しい」と、ワガママを言ってきました。
俺が、『ゼーガペイン』を、ただですますわけがない。場面カットも、少ない中から厳選しました。
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渋谷シネマ・アンジェリカでの『新子』、大入り満員ではないが、そこそこ入っているらしい。 そこそこで、十分。去年12月初旬の、あの絶望感に比べたら、渋谷で上映してるってこと自体、奇跡だから。
だって、本当に孤立無援だったんだよ、あの頃は……。
今週からは、佐賀シアター・シエマ、宝塚シネ・ピピア、長崎セントラル劇場で公開。
シアター・シエマという映画館が、えらく洒脱な内装で、ちょっと驚いた。本も売ってて、カフェもあって……経営母体の69'ners FILMの考え方が、面白い。
こういう開かれた場で、『新子』を上映してもらえるのって、やっぱり、幸せなことなんだよ。
いま、最も絶望的かつ、現実的な戦いを挑んでいるのは、新座の人たちだと思うんだけどね……。署名は4/30締め切りだそうです。
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『パンドラの匣』のDVD、そろそろ出てるだろうと思ったら、まだ上映してんの? 『新子』より、しぶとい。何十年ぶりかで、早稲田松竹に行ってみるか……。
俺はただ、仲里依紗を見たいだけなんだ。映画が見たい、というよりは、映画の中で女優が働く姿を見たい。女優の私生活に、ほとんど興味ないのは、単に「仕事ぶりを見たい」からだと思う。
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昨日も触れた、東京都青少年健全育成条例の改正案。
つまり、僕は表現の自由を圧殺される当事者ではないから、どうやって反対すればいいのか、今ひとつ分からない。当事者になりたい。
どうせなら、戦って死にたい。
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『ギャラクティカ』シーズン4、第4話。
ラスト近く、デミトリアス号の船長室で、疲れ果てて眠るスターバックが出てきた。それだけで、胸が熱くなる。
「グレメカDX」のギャラクティカ連載は、やっぱり、スターバックを特集してしまった。彼女のように、生きたい。
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コメント
廣田様
こんばんは。
グレメカDX12、拝読しました。
「ゼーガ、復活。」にはやられました。
あれから4年。ずっとゼーガを影で支え続けてきた方がいたのかと思うと嬉しいです。
自分は仕事でよく韓国に行くのですが、あちらで知り合ったアニメファンに以前ゼーガを薦めたところえらい気に入ってました。
(違法な方法で視聴しているそうですが 苦笑)
韓国は日本と比較にならぬほど不安定な平和の上に成り立っている国家ですから、あのサーバー内の脆弱さをリアルに感じる部分があるのかもしれません。(こじつけ・・・ですね^^;)
ギャラクティカS4なんですが、チューナー破損、しかもケーブル会社の不手際で代替機が届かず、2週連続で見れず・・・完全に艦隊から遅れました。
先に行ってて下さい。かならず追いつきますから(DVD BOXで!)
それにしてもDX12号のカーラの記事は愛が丸出し過ぎやしませんか!?好きですが(笑)
来月頭に防府に行きます。嬉しい!
現地でマイマイ関係の面白いものを見つけたら、お知らせしますね。
投稿: かまタロウ | 2010年3月15日 (月) 22時28分
■かまタロウ様
こんばんは、ご愛読、ありがとうございます。『ゼーガ』の記事は、バンダイの担当者の方が熱かったので、助かりました。
韓国といえば、僕も最初は、韓国の違法サイトで『ゼーガ』を見ました(笑)
彼らがUPしてくれなかったら、永遠に見なかったと思います。DVDを持っている今となっては、さすがに違法サイトの画質は、切なすぎますけどね。
先日は、外国語に吹替えされた動画(PV)を見かけました。海外では、どう受け取られているのか、興味があります。
>それにしてもDX12号のカーラの記事は愛が丸出し過ぎやしませんか!?
いや、もっとやりたいんです!
止められなければ、次号もカーラで行きます(笑)
しかし、いまジャンプできないとなると、次の合流地点は、かなり遠距離ですよ! DVDは5月28日ですが、とんでもない地点で、お待ちすることになりそうです(笑)
>現地でマイマイ関係の面白いものを見つけたら、お知らせしますね。
楽しみにしてます。前に「劇場で使ってたスタンドポップ、欲しい」と言ったら、さすがにダメでした(笑)
投稿: 廣田恵介 | 2010年3月15日 (月) 23時10分
廣田様
あちらの違法視聴技術はスゴイようです!
マクロスFとか韓国字幕付きをほぼリアルタイムで見てて驚きましたもの。
あまり感心するような話でもないのですが(苦笑)
>海外では、どう受け取られているのか
韓国の友人とはカタコト英語での会話ですので、適当な意訳ですが、彼曰く「ゼーガといい、マトリックスといい、過酷な現実世界を選び、安楽な仮想空間を否定するのは、キャラクターの意思というよりも、制作者の良心(或いは偽善?)に過ぎないのでは?」という感じの意見を述べてました。
あちらでも「永遠の思春期を選ぶ」ことを支持する方はいたようです。
韓国って勝手に勇ましい国と思い込んでいましたが、僕のように軟弱な輩もいるようで(笑)
>次の合流地点は、かなり遠距離ですよ!
もう地球に到達していそうですね。
必ず座標データは送って下さい^^;
投稿: かまタロウ | 2010年3月16日 (火) 00時04分
■かまタロウ様
>あちらの違法視聴技術はスゴイようです!
でも、そこまでして「見たい」「見せたい」「分かりたい」と思う情熱、無視できないと思うんですよねえ……。
違法動画を消しても消しても、必ず誰かがUPしている理由は何なのか、ってことですね。
>過酷な現実世界を選び、安楽な仮想空間を否定する
まず、韓国の方は、『ゼーガ』を『マトリックス』ごときと並べないで欲しい(笑)
でも、『ゼーガ』の仮想空間って、牢獄みたいなもんでしたよね。恋愛も友情もリセットされたり、ダメージ受けたり、さんざんな世界だったと思います。
『マトリックス』のように、いきなり拳法が使えるような、楽しい世界ではなかったと思うんですけどねー。
あと、サイバーテロはやめてねって、韓国の方に言っといてください(笑)
>もう地球に到達していそうですね。
えっ!?
ハハハ、軍事機密です。
投稿: 廣田恵介 | 2010年3月16日 (火) 00時21分
東京都青少年健全育成条例の改正案についてですが
非常にたくさんの漫画家、アニメーター、評論家、ゲーム屋、出版社、エロ関係も含めて
ベテラン、マイナー問わず様々なジャンルの老若男女の著名人が反対を表明しています。
本当に大変な状況で笑って話せるもんではないとは思うのですが
何というか嬉しくてしょうがなかったりします。
わくわくすると言いますでしょうか。
何か凄い事が起きてない?みたいな(笑)
正直、乗り切れるんじゃないかぁ、などと考えてしまいます。甘甘かもしれませんが。
今言うことではないんですが
この事件がきっかけで作り手も消費者も何かしら考えるきっかけとなればいいなと思います。
もちろん何者かの悪意によってもたらせられたことなのかもしれませんが
何かしらの膨大なツケが溜まってたんじゃないか、とも思うんです。何かはわかりませんが。
投稿: まの | 2010年3月16日 (火) 15時07分
■まの様
私も今朝、いくつかのブログやニュースサイトを拝見し、ほぼ似たような高揚感になりました。
都は、ここまで大規模な反撃を予想していたのでしょうか?
Twitterでも、アンケートやってますよね。私はTwitterやってませんが、参加したくなりました。
「児ポ法厳罰化」の時は、ここまで行かなかったですよね。みんな、見てみぬふりだったように思います。
でも、乗り切れるかどうかは、まだ僕は楽観してないですね……それも、「勘」でしかないのが、情けないのですが。
もっと、自分の職業を生かせないものかなあ、とは思います。
>何かしらの膨大なツケが溜まってたんじゃないか、とも思うんです。
ええ、今は、私もそういう気持ちになれました。
物陰でコッソリやるべきものを、真昼間の公道でやってしまった、という事例は、マンガに限らず、いたるところであるような気がしますね。
でも、だから、都民や国民に相談もなしに、勝手に規制するなってことなんですけどね。
投稿: 廣田恵介 | 2010年3月16日 (火) 17時55分
シアターシエマに来られたんですか?
そうなんですよね。建物自体はつぶれた映画館でして(その頃は結構通いました)
そこを改装して再オープンしたんですが、まるでライブハウスのような内装で
正直、ただのアニヲタである自分には敷居が高いことも事実です。
そうそう、ウィスキーボンボンを売ればいいのになw
地方での再上映に最初に手を上げたんは佐賀じゃけぇね。
監督も意気に感じてくれたんと思うんよ。
じゃったらこっちも応えてやらんといけんやろうが。
と言うわけで20日は2回とも参加したいと思います。
投稿: 3gou | 2010年3月18日 (木) 00時29分
■3gou様
いえ、行って来たわけじゃないんです。
HPの中で、360度ぜんぶ見渡せるようになっていまして、「これは、お洒落な空間だな」と。東京では、似たようなところは、ありそうでないですね。
>じゃったらこっちも応えてやらんといけんやろうが。
うん、それでいいと思いますよ。
その地方、その小屋ごと、個性もいろいろだと思うので、それぞれに盛り上がっていれば。
どこかもかしこも、ラピュタ阿佐ヶ谷のように満員札止めにはならない、と分かりましたしね。
できましたら、当日の様子など、教えてください。
でも、どういうキッカケで上映されるようになったか、ちょっと興味ありますね。
投稿: 廣田恵介 | 2010年3月18日 (木) 01時13分
行ってきましたよ監督挨拶。
読売の記事にもあった通り、松尾さんは佐賀大学の学生だったり
演出の香月さんは佐賀出身だそうですし、
片渕監督も父親の実家が佐賀だったそうで(もっとも、来佐したのは4歳の時以来
45年ぶりだそうですが)、意外と佐賀と縁があったらしいです。
上映は初回は満席、二回目も8割がたの入りと大盛況。
小さな劇場ながら大変盛り上がりました。
お客さんが多くて、シエマのスタッフの方もてんてこまいだったようで
何故新子を上映しようと決めたのかは聞けませんでした。
個人的には、4ヶ月ぶりの再見で、いい具合に忘れていたので
新鮮な気持ちで見ることができました。
上映後の監督サイン会にもほとんどの人が並び、中には香月さんの知り合いと
おぼしき人もいたり、展示されていたアートボードや原画(のコピー)も
多くの人が興味深そうに見ておられ、総じて大変楽しい時間と空間になりました。
投稿: 3gou | 2010年3月20日 (土) 23時57分
■3gou様
詳しく教えてくださり、本当にありがとうございます。
そこまで佐賀づくしだと、ひょっとすると制作サイドの関係者が、提案して実現したのかも知れませんね。
>中には香月さんの知り合いと
>おぼしき人もいたり
確か、Twitterを見ていたら、「明日は友人の参加した映画を見に行く」と書いてあったと思います。
ローカル、というと御幣があるかも知れませんが、私は、そういう話が好きです。
この映画は、最初こそ散々な目にあってきたし、今も商業的には良好とは言えませんが、今の状態は、おそらく幸せなんでしょうね。
>いい具合に忘れていたので
ハハハ、大事なことですね。ブランクをあけると、やっばり違いますよね。
投稿: 廣田恵介 | 2010年3月21日 (日) 16時02分