« ■1月のメモ「大阪バージョン」■ | トップページ | ■1月のメモ「女優は、顔やスタイルじゃない」■ »

2010年1月18日 (月)

■1月のメモ「最善を望み、最悪に備えよ」■

僕の同人誌でも紹介した、プラモ改造コマ撮り自主映画『亜空間漂流ガルダス』。どうやら、絶望的状況の中で、第4話を制作中らしい。
ガルダス制作ブログで、新メカのデザインに悩んでるなあ~と思ったら、「名前は・・・デストルーパーにしよう。1000体くらい出るから。」って、1000体!? もちろん、コピペで増やすんだろうけど、今日の更新見たら、さらに壮絶な進行具合になっていた。
スタンド・アローン、すべて自前で調達。ノー・マネー、ノー・スポンサーだけど、でも作るんだよ! その心意気こそが、『ガルダス』の価値だ!


自主制作映画といえば、なかなか良いアニメを見つけた。
『ここにいる』という作品。

見せたいものがハッキリしていて、とても気持ちいい作品なんだけど、「フジテレビ短編アニメ大賞」に応募しちゃったの? 注意事項を読むと、他人事ながら不安になってくるんすけど。「めざせ! メジャーデビュー!」とか、いつの時代の話なんだろう? イカ天が終わったのって、20年前だよ?

僕は、新海誠さんですら「メジャーデビュー」したとは思ってない。メジャーにならないよう、努力している風にすら見える。
「一山当てよう」とか「有名になろう」とか、そういう価値観は90~00年代で崩壊したと思うんだけど、気のせいだろうか。


防府に住む、なおさんから『マイマイ新子と千年の魔法』ポストカードが届きました。
100118_14420001しかも、山口宇部空港のチラシ付き! なおさん、ありがとうございました。時刻表は、先ほど発送しましたので……。

ラピュタ阿佐ヶ谷には、mixiニュースで知ったお客さんも集まったそうで、まずは知名度がアップして、良かったです。もう少し、署名が伸びると思ったんですが、「話題性」として活用してもらっただけ、良しと考えることにします。

表立って言わないだけで、『マイマイ新子』上映のため、自主的に働きかけている人たちが、いっぱいいます。そういう人たちは、その努力に見合っただけの対価は、おそらく得られないわけですね。日本各地で上映が広がれば、それが対価です。
そして、残り9割の人たちが、皆さんの努力の成果を利用し、挙句に「もっと頑張れ」とまで言うかも知れません。 
でも、怒ったりしてはいけないんですよ。「最善を望み、最悪に備えよ」(from『ギャラクティカ』)です。

――僕は今日、覚悟ができちゃった。


仕事のことでも、書きますか。

ガンダムの常識 一年戦争キャラクター大全 20日発売予定
61przozyuhl__ss400_
今回から、百円アップで、オールカラーとなります。「600円でも売れる」というリサーチが、即座に反映できるのは、コンビニ流通の強みです。
こういうヒット・シリーズに関わらせてもらっているので、僕は「出版不況」なんて、まったく感じたことがない。「出版不況で本が売れない」とボヤいてる人は、じゃあ、事態を改善しようと努力してるのかな。

この本を書いているとき、僕は熱を出していて、それでも代打のライターがいなくて、編集に「誰か若い人に手伝ってもらおうよ」と訴えた。
でも、いないんですよ。自分を殺して書ける、若いライターがいない。「ガンダム」を生かして「俺」を捨てられる人が、いない。だから、40歳を過ぎた僕が、いまだに書いている。
ガンダムを語る「俺」を最優先する人は、そういうのは、仕事ではないんですよ。
本を売る目的は、あなたの名前を出すためではなく、世の中を豊かにするためだから、それを分かってくれないと。

「出版不況」は感じないけど、「ライター不足」は、感じています。

|

« ■1月のメモ「大阪バージョン」■ | トップページ | ■1月のメモ「女優は、顔やスタイルじゃない」■ »

コメント

>注意事項
>(3)応募作品の上記利用にあたっては、主催者の判断により、改変、切除などをさせていただく場合があります。
これは酷い・・・・
一本の完結した作品というものの意味をどう考えてるかがよくわかります。
こんな局だから「時かけ」のエンディングをTV放映時には平気でぶった切ったりするんですね。
「マイマイ」で「こどものせかい」を切られたら発狂すると思いますが、今の地上波放送のテレビはそういう事を間違いなくやるでしょう。特にフジテレビはやりそう

投稿: Miya-P | 2010年1月18日 (月) 17時31分

■Miya-P様
これがフジではなく、日テレだったら、僕はけっこう、信頼してました(笑)。『時かけ』も、今では日テレに移りましたからね。

注意事項を読むと、マーチャン展開もやり放題みたいな感じを受けるんですけど、「プロの俺たちが、アマのお前らを助けてやるよ」という大時代的な匂いを感じます。
まったく、今の時代とフィットしてないと思うんですけどね。

投稿: 廣田恵介 | 2010年1月18日 (月) 19時42分

世の中言ってみるもんだ、の見本は阿佐ヶ谷の上映環境でした。

音が割れてるみたいです、と伝えたら、一発で治りました。

投稿: 片渕 | 2010年1月19日 (火) 07時32分

■片渕様
音は、昨年の「マイマイ・ナイト」の時から気になってはいたのですが、「設備の関係、仕方ないんだろう」と勝手にあきらめていました。

とにかく、言ってみれば突破口が必ず見つかるという事ですね。

投稿: 廣田恵介 | 2010年1月19日 (火) 10時30分

必ず見つかる、そう信じます。

投稿: 片渕 | 2010年1月20日 (水) 07時33分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/106227/47327810

この記事へのトラックバック一覧です: ■1月のメモ「最善を望み、最悪に備えよ」■:

« ■1月のメモ「大阪バージョン」■ | トップページ | ■1月のメモ「女優は、顔やスタイルじゃない」■ »