■1月のメモ「スーフェス前日」■
ラピュタ阿佐ヶ谷の『マイマイ新子と千年の魔法』レイトショー、17時近くまで、補助席の券が残っていたそうです。平日は、夜に駆け込んでも、見られるんじゃないかな。
あと、署名がジワジワと1,100人台になりました。
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明日のスーパーフェスティバルを間近にして、ようやく同人誌版「550 miles to the Future」が刷り上ってきました。60冊、持って行きます。(表紙をめくると、なぜか南洋でアホ顔をしている、綾波のカラーグラビアが。その理由は本誌にて)
この本は、ガス抜きにつくったというか……。いろんな意味で、自信喪失していた頃につくりはじめたので、ちょっと自虐的な本かも。
「自分は、何者にもなれないんだ」というのが出発点になっているから、何かに挑んでいるわけでもない。僕が楽になりたかっただけなので、サービス精神はないです。イラストを書いてくれた人たちには、厳しい注文を出したけど(笑)。
だから、彼らの絵や写真が気に入った……という理由で買っていただけると、いちばん嬉しいです。ただ、ひとつ言えるのは、自信喪失したからといって、誰かに嫉妬したり八つ当たりせず、出来ることを形にした。人に頼らず、でも、人に助けてもらえた。寂しいけれど、ひどい本にはなっていないはず。自分ひとりで作ったわけではないからね。
表紙には「40過ぎても思春期マガジン」と書かれているけど、ひっょとすると、そういう本にはなってるかも知れない。
いま見たら、細かいところに、谷村美月ネタが仕込んであった。これも、デザイナーの友人に「ここに文字入れたいから、なんか考えて!」と言われて、とっさに出たのが、谷村美月だったという。そんな本ですが、500円の価値は、あるような気がしてきました。
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あいかわらず音響のよい新宿ピカデリーで、『よなよなペンギン』。
子連れの主婦が大量に観に来ていて、俺が援護にいく必要はなかったような。
『迷宮物語』の「ラビリンス・ラビリントス」の雰囲気が、ほんのかすかにある。ああいうダーク・ファンタジーだって「子供向け」だと、僕は思っている。
DVDでは『俺たちに明日はないッス』を。
怪女優・安藤サクラ以上に、水崎綾女(左の写真)のスケベさ・変態ぶりが、シャレになってない。彼女の映画デビュー作なのに、この情け容赦のない突き落とし方。男の愚かな希望を、木っ端微塵に打ち砕くタナダユキ監督に、惚れ直した。
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録画してあった『もののけ姫』。生理的にゲッと思うようなシーンは、まさに宮さんの真骨頂。セルに描かれた物量も膨大で、一部デジタル彩色とはいえ、鬼気迫るものがある。終盤のジコ坊のアクション、何度見てもカッコいい。『ビバップ』のスパイクと戦っても、勝てそう。
でもコレ、神様の話であって、人間は脇役だよね。そこもまた、良い。
……そんな感じで、明日、スーフェスに来られる方、よろしくお願いします。I-23「廣田恵介」ブースです。
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コメント
明日、寄らせて頂く予定です。
廣田さんの本、楽しみにしています。
投稿: 正太 | 2010年1月10日 (日) 00時02分
■正太さま
あんまり、楽しみにはしないでください(笑)。
I-23ってブース・ナンバー、我々には覚えやすくていいでしょ? 「23への愛」ですよ。
投稿: 廣田恵介 | 2010年1月10日 (日) 00時07分