■12月のメモ「映画館」■
忘れないうちに書いておくと、蒼井優の『百万円と苦虫女』は良かった。
タイトルから、ブラック・コメディを想像していたが、タナダユキ監督は前作より、視線が優しくなったように思う。そうした視点の中に置かれると、蒼井優のはかなげな存在感が、引き立つ。映画によって、まったく表情が変わるのが、いい女優。映画に隷属するということは、映画を背負って立つということだから。
これ、もう去年の夏の映画か……。興収は2億数千万円と、大健闘したそうなので、内容が良くて、ヒットもしたわけだ。こういうのを、「幸せな映画」と呼ぶんだと思う。
ともあれ、女優モードに頭が切り替わったので、今夜は寝落ちするまで、邦画を見まくる。
そして、正月休み中に、全12ページ書かなきゃ。
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昨夜、30日にコミケで売られる『メガゾーン23』の同人誌を、近所まで届けていただいた。
これはもう、何かの果たし状ですか?というぐらい、殺気ただよう一冊になっている。板野一郎監督の全11ページに渡るインタビューが、すべてのページに影響を与えてしまっている。
なので、もう一回、宣伝しておきます。12月30日、西館1ホール「れ-15b」サークル【時祭組】にて、一冊1,000円。
この同人誌の編集長氏と、『マイマイ新子と千年の魔法』のグッズの話を、妄想する。
僕は『マイマイ』ヴィネットが欲しい。原型師を雇って、単価安くして、もちろん当日版権もとって、一種類だけなら、僕のポケットマネーで生産できるんじゃないか? どのシーンを立体化するか考えるだけで、ワクワクする。
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結局、『マイマイ新子』の話になってしまうんだけど――。
署名サイトを積極的に支援してくれている、ブログ「こづかい3万円のひび」のtegitさんが、札幌市にある映画館「シアターキノ」の掲示板に、『マイマイ新子』の上映希望を書き込んだ。
さっき見たら、ちゃんとシアターキノさんから、「正月明けたら松竹に聞いてみます」と返事が書いてある!
だったら、1,000名分の署名を、日本各地のミニシアターに送ってリクエストする、という活用法もある。tegitさんの行動力が、いいヒントになりました。ありがとうございます。
もうひとつ、26日から『マイマイ新子』を上映中の萩ツインシネマさん。一日3回上映、ちゃんと夜からの回もある! それで、この映画館はボランティアで運営されているNPOなんですよ。ここまで『マイマイ』をプッシュしてくださるんなら、わずかな額ではありますが、寄付させていただきましょう。
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