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2009年12月24日 (木)

■マイマイ・ナイト6日目■

クリスマス・イブの阿佐ヶ谷も、いい天気です。
091224_09220001今朝は平日だというのに、何だか行列ができるのが早かったような……。
ウィスキー・ボンボンの数、足りるんだろうか。『マイマイ新子と千年の魔法』がマイナーだった頃……というか、今もほとんど世の中に知られてませんが、人影もまばらな試写室で、ウィスキー・ボンボンのシーンだけは笑いが起きていたなあ、と懐かしく思い出します。

クリスマスに、恋愛にまつわる何がしかの予定を入れなきゃいけないというのも、おそらく80年代に生じた悪弊で、今はストレス要因でしかないと思う。
結局、「クリスマスが勝負」だとかいう物言いも、形骸化した「男らしさ」の残滓だよなあ……。少なくとも、僕らには『トランスフォーマー・リベンジ』がありますから。あれは、男がひとりで見るべき映画。怪獣とロボットは、男を裏切らない。

そうは言いつつも、今夜は『マイマイ新子と千年の魔法』という予定が入ってます。阿佐ヶ谷で会いましょう。


余談ですが、『マイマイ新子』に出てくる大人キャラでは、多々良権周防介が、初見の時からお気に入り。「姫は、みゃーた、一人で遊びなさるか」という小山剛志さんの豪放で優しい喋り方と、とぼけた表情がすごく良い。小山さんは、僕と同じ42歳で、そこにも親近感をおぼえる。多々良権周防介の昔話を、諾子が「千年後にも、誰かおる」と解釈する流れが、とても綺麗。
今夜は、片渕監督自らがアフレコした役も、聞き逃さないようにしなくては。水沢奈子の声に、もだえてる場合じゃない。


ラピュタ阿佐ヶ谷の、本日分のチケットが、朝11時に売切れてしまったとか……。さすがの僕も、明日以降はチケットが取れる自信はありません。ここで、パッと「急遽、200席の劇場を用意しました!」とは、いかないわけですね。

『マイマイ』聖地の山口県に住んでらっしゃる方のブログ「日記さん」から、引用させていただきます。

とはいえこっちでも今日は12:10からというお昼ごはんどきに
1回きり。

名作やんこれ!
最初の5分だけで、作った人の本気さがわかりました。

映画館にほかの映画のパンフレットはあったのに、この映画の
だけなかったし、なんでこんなに扱い冷たいんやろ?


以上、引用終わり。年明けまで上映が続く、日本一恵まれた山口県でも、こんな感じなんです。やっぱり、何かがおかしい。僕が署名活動を始めようとした気持ちも、分かるでしょう?
署名に賛同できない方は、然るべき筋に意見を送るなりしていただけると、ありがたく思います。そして、改めて上映延長・規模拡大署名へのご協力を、伏してお願い申し上げます。署名サイトはこちらです。


阿佐ヶ谷から戻りました。
091224_20210001これが、昨日、話に出した「マイマイ・グラス」です。
ラピュタ阿佐ヶ谷さんは、本当に『マイマイ新子と千年の魔法』に理解が深く、展示物も増えていました。
さらに言うと、この映画はミニシアター向きであって、シネコンとは徹底的に相性が合わないのでしょう。

この映画館に来ると、断片的な情報も洩れ伝わってきますから、そういうアレコレが頭にうずまいて、かなりスクリーンに対して心理的距離をもっての鑑賞となりました。それでも、ただ目の前を流れていく色や形を見ているだけで、十分に気持ちいいんですよ。

署名データのコメント欄を印刷したものを、片渕監督に手渡してきました。監督は、声の出演も無茶苦茶、上手かったです。

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