■マイマイ・ナイト2日目■
本日も、阿佐ヶ谷は快晴です。
昨日よりも早くラピュタ阿佐ヶ谷に着いたのですが、10時すぎの発券時間には、けっこう列が出来ていました。
いまごろになってパンフを買ったけど、試写会用のプレスシートと全然ちがう。これは買って良かった。
ラピュタ阿佐ヶ谷さんにも、儲かっていただかないと。
阿佐ヶ谷駅に着くと、「いよいよ、『マイマイ新子と千年の魔法』を見られるんだ」と、初めてこの映画を見るような、晴れやかな気持ちになる。それは昨夜も書いたように、予想不可能な「白紙」が、目くらましのように混ぜてあるからだと思う。だから、何度も見たくなる。
風邪と戦いながらの仕事は終わったし、家で『花よりもなほ』と『インスタント沼』を見てから、夜は阿佐ヶ谷です。
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『インスタント沼』、麻生久美子の美しさは、人間国宝級。
京都で「麻生久美子ナイト」という特集上映があったらしいんだが、東京では女優中心の「ナイト」ってあるのかな。そろそろ、「初期の仲里依紗」とか総括してみたい。「仲里依紗Blu-rayボックス」なんかもいい。07年ごろの出演作は、もうDVD生産してないだろうし。
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阿佐ヶ谷から戻りました。
通算10回目ですが、まだ飽きない。でも、僕はクソつまらない『スター・ウォーズ』一作目を劇場で12回見た男ですから、まだ10回……という感じですね。
ファーストシーンが「鏡」から始まるというのが、おそらくひとつのトリックで、「わしらも、そろそろ行こうか」というセリフが、観客を映画の中に誘いこむ効果を持っていると思うんだけど……だって、「わしら(観客)も、行こう」ですから。タイトルが出る頃には、もう映画の中に取り込まれてますよ。いまだに鳥肌が立つ。
「鏡」は、貴伊子の変身シーンにも、効果的に使われてますね。
あとは「グリコの扇風機」の使い方。新子は、貴伊子に会う言い訳に「グリコの扇風機」と二度、口にする。あれは、大人を寄せつけない呪文なんだと思う。子供のフリをする、というかな。
だけど、僕の個人的体験よりも、この映画をもっと広範囲に知ってもらうには、どうしたらいいのか……。署名は、現在の10倍集まれば、何らか効力を発揮します。引きつづきお願いしたいのですが、それは映画の知名度を上げることとは、やや目的が異なります。
今日は、ネットで知り合った方たちともお話したのですが、単館系でいいから、日本全国あちこちで小さく長く上映している状況が、作品のテイストにマッチしているのでは……と。なるほど、と思いました。
とにかく、これ以上、狭くマニアックな方向へ持っていくのは、どうも違う……などなど。
とりあえず、ひとりで行くよりは、アニメに興味ない友達を誘ってみようかと。
幸い、阿佐ヶ谷から数駅のところに住んでいて、昼間も自由に動ける(チケットが取りやすい)わけだから。
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特集:発表! 最高のゼロ年代映画はこれだ
押井守監督のインタビューを担当しました。
この雑誌は、TOHOシネマズでしか売ってないそうですが、えらくお金のかかった本です。
押井監督の写真も、すごくカッコよく撮れてるはずです。『アサルトガールズ』の話は、例によって3行ぐらい。インタビューとしては、すごく面白いものになってるはずなんだけど……。
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