■マイマイ・ナイト7日目■
「このイベントは、誰かが完走すべきだ」とはやし立てられ、いよいよ7日目。
チケットを買って、快晴の阿佐ヶ谷駅ホームに立つと、「今日、『マイマイ新子と千年の魔法』が見られるんだ!」と、新たな気持ちになれます。この感覚は、ホントに不思議。ひょっとしたら、まだ予告編しか見てないのではないか?という錯覚に陥る。
酩酊感があるんだよなあ……特に、麦畑を二人が走るシーンは、酔える。文学フリマで、監督の口から語られたように、あのシーンはスピルバーグの『カラーパープル』です。ぜんぜん、気がつかなかった。
1:40ぐらいに、「トンテンカン」のカットもあります。
こういうのを見てると、映画的堆積によっても、『マイマイ新子』は成立してると分かります。
貴重なチケットが余ってしまったので、どうしようかと悩んでいたら、数年ぶりに電話した友人が「見たい」と言ってくれたので、何とか無駄にせず、すみました。本当に今回のレイトショーは、出会いと再会の毎日です。今から、阿佐ヶ谷です。
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少し時間があるので、「狂人ブログ~旅立ち~」さんから、引用。岩国に住んでらっしゃるそうですが、明日から始まる『マイマイ新子』の上映が、「朝9時からの一回のみ」だそうです。
こんならー、はー、ぃよぃよトボケでよ。あれだけ「こりゃ大人向けなんよ。夕方からやらんにゃー、客が入らんのんよ」ってネットで言いよるのに、全然見ちょりゃーせんのじゃのぉ。
ラピュタ阿佐ヶ谷さんなんて見てみんさい。昨日なんか、はー午前中にはチケット完売したって言いよろうが。もちっと、モノを考えてやらんにゃー。
……まったく仰るとおりです。「朝9時」が悪評だったから、東京では「夜9時」に変えたはずなのに。なぜ、また失敗例を真似るのかな、と。
ラピュタ阿佐ヶ谷が、今どれほど活況を呈しているか、「山口に伝えなければ」と、東京のスタッフは焦っている最中なんですよ。監督ご自身が「俺がカメラ、担ごうか」って言ってるぐらい。製作委員会の一社である山口放送には東京支社がありまして、1,000人分の署名を送ったばかりです。気づいてくれることを、期待しております。
やはり、こんな状況は、何とかすべきなのです。賛同してくださる方は、どうか署名をお願いします。
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今夜は、遠方より来てくれた友を待たせるわけにいかず、ゲストのMinako“Mookie”Obataさんのサイン会には並ばず(ちゃんとCD持っていったんだけど)。しかし、トークは会話の中にメロディを織り込んだチャーミングなもので、なんとセンスのいい方だろう、と文字通り、見上げてしまった。
ラスト近くの、天地を貫くような天の河を見ると、いつも「もう大丈夫だ」という気持ちになる。天にも地にも、川がある。そのことに、安心する。
明日の最終日も、懐かしい友人を呼んであるけど、もっと多くの人に見て欲しい。
フォーラム那須塩原に遠征しようかと思ったが、連日朝9時10分からの一回のみ(笑)。だから、東京での成績が、地方にも波及すると言ったんだが……。「夜からやれば、儲かりますよ」と教えてあげないと、ダメなのでしょうか。
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あまり告知が徹底してないっぽいので、【時祭組】の最新刊の話。
12月30日、コミケで売ります。西館1ホール「れ-15b」だそうです。
ことぶきつかささん、夢野れいさんらが参加しているのも素晴らしいのですが、僕はレゴ・モデル・ビルダーとして有名な直江和由さんにイラストを描いていただきました。
僕自身は、ゲーム『青いガーランド』やラジオドラマに立ち会った時の、トホホな裏話を書きました。こういうダメな例をたくさん見て来たので、僕は「作品を世に送り出す」という工程に、興味が向くのだと思います。
そして、【時祭組】のブースに、廣田同人誌のプレビュー版を、90枚ほど置いてもらうことになりました。本自体は、1月10日のスーパー・フェスティバルにて販売します。
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