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2009年11月14日 (土)

■11月のメモ「ストレンジャー」■

『2012』の内覧試写。予言に関する映画を山ほど見なくてはならないので、眠い目をこすって出かけたら、前半のカタス20122トロフがあまりにド派手すぎて、笑った。こりゃあ、目が覚めます。
でも、この映画の「世界」って、G8と中国(チベット自治区は除く)だけなんだよ。イスラム世界なんか、問答無用で全滅ですから。うざったい連中が滅んで、(アメリカ的には)スッキリするんだろうな。

でも、『ギャラクティカ』なんて、大統領が数万人を生かすために、子供を含む数千人を見殺しにしますからね。しかも、世界崩壊後、宗教対立はあるわ、テロはなくならないわ、難問山積み。マイナーなTVドラマと、ハリウッド・メジャーの差こそあれ、この国って何を学んだろうと、頭を抱えてしまうアメリカ万歳映画が『2012』。
まあ、「バカな映画だね」って、笑ってすませるのが粋なんだろうけどさ。


『マイマイ新子と千年の魔法』、山口県先行公開、おめでとうございます。
091028_04030001(←監督から頂いたキービジュは、壁紙にしてます)
日大の芸術学部映画学科に入ったとき、学部長が、「これで、諸君は映画の苦しみだけを知ることになり、映画を楽しむ余裕を失った」とニヤリとしていたけど、僕は映画人になれなかったから、今でも、映画を楽しめている。

でも、こういう稼業だから、映画には裏切られこそしないものの、人に裏切られることは、ままある。取材したばかりに、複雑な立場に追い込まれたりね。
でも、『マイマイ新子~』では、それはなかった。むしろ、取材後に、いい思いをいっぱいさせてもらえた。
この映画は、東京から転校してきた貴伊子という女の子が、新子という田舎の主みたいな女の子に受容されていく話。俺は貴伊子なんだと思う。取材記者は、ストレンジャーなんだ。貴伊子のように、おっかなびっくりしている。いつも、自分の居場所がない。
でも、この映画は俺を受け入れてくれた。それこそ、遊び相手になってくれたんだ。

先日の、第5回目の鑑賞では、千年前の世界のヒロイン、諾子が良かったです。一人で双六をやりSgmdx060574_001ながら、「良い目良い目~、出でよ! さて、どうである?」 カワイイっすね。このシーンでは、どたばた走り回っているのに、ちゃんと口の動きが合っているのが(そういうアフレコは難しいのだ)、素晴らしい。声をアテた森迫永依は、なんとまだ12歳。
あと、試写会から帰る女の子たちが、渋い小学生のタツヨシがいい!と言ってました。そういう、「どのキャラが好きだ」という話だけでも、十分に楽しめる。それが、アニメとの正しい遊び方という気がするよ。


さて、廣田同人誌。
67153621スーパーフェスティバル51の参加ディラーに、名前が掲載されました。カッコいいディーラー名が並ぶ中、一言、「廣田恵介」。もう、とにかく名前隠して何かやるとか、そういうの一切、嫌になった。作るのも俺なら、売るのも俺。損するのも、俺。とにかく、スタンド・アローンでいつづけたい。

ただ、売るものは、僕の同人誌だけではなく、二ヶ所から委託することになりました。そんなわけで、スーフェスは、ちょっと賑やかなブースになりそうです。
来月20日の秋葉原UDXのフリマは、オモチャをたくさん持っていく予定。その中に、僕の同人誌も混じってるかもね。

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コメント

初めまして。過去記事へのコメントご容赦下さい。
先日、ようやく「マイマイ新子と千年の魔法」を観ることが出来ましたが、私も文中のお嬢さん方と同じく、タツヨシの存在に心奪われました。いましたよ、私の子供時代の遊び仲間にも、こういうちょっとアウトサイダーな男の子!その子と野山を探検したり自転車で遠出をしたり、男の子と同じ空間にいられるのが楽しくてしょうがなかったことを思い出しました。初恋の対象とかではないんですよね。まさに「同志」、心のヒーロー。それだけに、映画の後半では思いっきり新子とシンクロし、同じ表情で泣いたり笑ったりしてました。
画面作りでは、明るさ・暗さの繊細な表現に見入ってしまいました。一瞬のカットにも満天の星を湛えた夜空や、時間や季節の変化を伝える光線の描写が素晴らしかったです。
来週もう一回、片道90分かけて観にいってきます。

投稿: やや矢野屋 | 2009年12月 4日 (金) 00時37分

■やや矢野屋さま
コメント、ありがとうございます。『マイマイ新子~』のことなら、大歓迎です!

タツヨシは、ああいう残酷な目に合ってしまうし、なかなか同性としては感情移入しづらかったのです。でも、何回目かの時に、彼と一緒に泣いていたんですよ。夜道で新子と別れるときの表情が、もうたまらなくてね。
そのちょっと前に、新子が「タツヨシは、余計に笑わんのじゃ」と言っていたのに……そこだけ見ても、なんて深く人間を造形してるんだろう、と。仕草や表情のひとつひとつ、おろそかにしていませんよね。

>画面作りでは、明るさ・暗さの繊細な表現に見入ってしまいました。

そうですね。「真っ暗」というのは無いんですよね。光を使って、暗さを表現しているんですよね。

しかし、片道90分ですか。この映画を好きな人たちは、「好きなだけでは終わらせない」根性を見せてくれますね。チャーミングなのに、活力というか、気合いを入れられる映画なんですよね。
まだ上映中ですから、もっと多くの人に見ていただきたいと、強く思っています。

投稿: 廣田恵介 | 2009年12月 4日 (金) 01時45分

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