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2009年10月 4日 (日)

■10月のメモ「同人誌」■

シネコンウォーカー 10月号 たぶん配布中
Cw_10
●『ATOM』座談会
他の出席者は、記事もまとめた神武団四郎さんと赤瀬川たかしさんです。
僕はスケベ担当ということで、アトムのお尻マシンガンや、和登さんのエロさについて語ってきました(『ATOM』に和登さんは出ません)。

しかし「週刊・手塚治虫」でも、和登さんの話題が出ていたし、アニメも放映されたけど、僕にとっては「コレジャナイキャラ」なんだよねえ……。あのスクリーントーンの髪は、セルにしたらブロンドに近い色だと思うんだが。
あと、声。和登さんは、べらんめえ口調なのに色っぽくなくてはいけないから、『ボトムズ』でココナをやった川浪葉子さんは、どうかな。川浪さんが出てるから、最近ずっと、『ミスター味っ子』見てるんだよね。

でも、『ストップ!! ひばりくん!』の間嶋里美さんといい、性のボーダーにいるキャラのキャスティングは難しい。


『マイマイ新子と千年の魔法』、試写3回目。
もう、タイトルの出るあたりで涙が出てくる。次のシーンが楽しみでならない。取材も終わってしまったし、原稿も書いちゃったし、これ以上、どうすれば、この映画に近づけるか悩んでしまう。サントラの発売も、まだ先だ。

新子の声は、もはや福田麻由子ではなく、「新子の声」にしか聞こえない。今回は、貴伊子0328_2_00074の声に注目してみたのだが、前半のボソボソした喋りと、ラスト近くの方言のまじったハキハキした話した方、どちらもいい。特に好きなのは、ほろ酔いで「マイマイって何だ?」と、ややぞんざいな口調になっているあたり。ぼーっとした顔で「ツムジのことかあ」……ダメだ、やっぱり4回目、行こう。

アニメ映画は、ここ数年、一本道を突き進んできたような気がする。『エヴァ』のようなハイエンドな絵づくりでなければダメ、みたいな。それこそ、「擬似実写映画」の究極まで来てしまった。
でも、『マイマイ新子~』は、ちょっと別の方向へ舵を切っている。例えば、『つみきのいえ』みたいなアートアニメーションだと思って見に行くと、ちょうどいいのかも知れない。
一本の太い川から、送水路をつくって、水を逃したような感じ。こういう、チョロチョロ、好きな方へ流れている水の方が、俺は居心地がいいんだ。

17日の一般試写は、やっぱりマスコミと関係ないお客さんに一人でも多く観てほしいから、16日のチャリティー・コンサートに行くかな。


「アニメーションの基礎知識大百科」(グラフィック社)で「黒コマ/白コマ」の説明を読んでみたら、「テレビ放映での多用は禁止されている。細かい規則があるので、これを使うときは手引きを見て確認が必要。」とある。
もっとも、それは爆発表現についての記述なので、『化物語』の黒コマは、意味が違うんだろう。なんか、アイロニーが込められてる感じがする。
参考……になるかも知れない、モデラーのSYUさんのエッセイ「アニメの爆発時における黒コマ表現」について」


同人誌の打ち合わせで、印刷会社に行ってきた。
Kobuta_2_2←こんな漫画も描いてもらったりして……。原作が僕だっていうだけで、僕が描いているわけじゃないので、個人誌とも言い切れないという。

でも、データ入稿の良し悪しで、イラストを描いてくださっている方々に、手間をとらせることになってしまった。最終的に、10人前後の方に協力していただいているんだけど、それゆえに「雑誌感」は出ているような。アニメ評論とか、そういうのは無いです。1ページだけあるけど、それは絶対、誰も見たことのない駄アニメのレビューなので。だからこそ、カラーで掲載しますよ。

本当に好き勝手にやろうとしたら、捕まること覚悟しないと出来ない気がする。この同人誌ですら、訴えられそうな気がしてますからね。冬発売予定、500円。

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