■グレメカ、リニューアル■
グレートメカニックDX10 発売中
●グレメカ人生波止場 第四回
今回は、神山健治監督です。取材時間オーバーで、椅子から立ち上がり、部屋から出ながら、なおも話しつづける神山監督は、最高にカッコよかった。
●ギャラクティカNOW Vol.6
庵野秀明×樋口真嗣イベントレポートは、最も正確かつ詳しいはずです。カラーページでは『RAZOR』を徹底フィーチャー。
●女子ロボ徹底研究
ドロッセルお嬢様のデザイナー、福地仁さんインタビューを含む、全9ページ。
●『TO』
『2001夜物語』を原作にしたCGアニメですね。曽利文彦監督にインタビューしましたが、いい人でした。
●ロボット演出事始
これは新連載。最もマニアからのツッコミが激しいと思われる、『ガンダム』第1話を取り上げました。
●オヤヂ酒場
「お台場ガンダム」、「追悼・金田伊功さん」、『東のエデン』の3本立て。
今回は、いっぱいやりましたね。かなり、頑張りました。
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いつもいつも書きそびれているけど、『CANAAN』は面白い。
先週、リャン・チーが亡くなったけど、リャン・チーというキャラクターに「ご苦労さまでした」と言いたい。大熱演だった(作画も、声もトータルで)。
彼女はエアガンを愛用していたが、その空虚さが、急に際立ってきたような気がする。実写映画では、なかなか、こういう「読後感」に似た感慨は、起こりにくい。
紙に書かれることから出発するアニメという表現は、実は映画よりも、文学に近いんじゃないだろうか。
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ケーブルで、宮崎あおい主演の『海でのはなし。』という映画をやっていたから、観た。
多分、そういう契約だったんだろうけど、全編、スピッツの音楽が途切れずにかかっている。いや、シーンが変わると、バツンと切れちゃったりもする。
アニメでは、音楽がブツ切りになるなんて、あり得ない。なぜなら、音響監督がいるから。音楽・音響の扱いに関しては、アニメは実写映画より、かなり優位に立っている。やたら「アニメの影響」と口にする映画人は、アイデアだけ真似るのではなく、アニメのフローチャートに学ぶなりして欲しい。
宮崎あおいは、どの映画を見ても、印象のつかめない女優だ。役を「やり過ごす」というか、誤魔化された気になってしまう。
宮崎の母親役の毬谷友子は、朴訥とした色気があって、良かった。友人役の、菊地凜子……この人は、苦労人なのだろう。『スカイ・クロラ』で押井さんに選ばれたのも、災難だったと思う(笑)。苦労人だから、愚痴っぽい役が似合ってしまう。今回も、そうだった。『アサルトガールズ』では、活躍してほしい。
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人生でひとつ失うと、思わぬ形で、別のひとつを得る。失ったまま、ということは決してない。だから、失うことは怖ろしくはない。
だが、最初から失ったまま生まれてきた場合、その巨大な欠損は、補いえるのだろうか。(そもそも、最初から「無い」ものは「欠損」ですらないのかも知れない)
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