■9月のメモ「ATOM」■
『ATOM』、試写を観てきました。ヒョウタンツギが出てきます。どういう形で出てくるかは言いませんが、その程度の原作リスペクト(原作者リスペクト)はあるので、あんまりイジメないで欲しい映画。あと、アトムが面長になったのも、ずっと服を着ているのも、最後まで観れば納得できると思う。僕は、おしりのマシンガンを撃つとき、アトムが「あれっ?」という顔をするところで、ノック・ダウンですよ。もう、その芝居が見れたから、いいやって。
だって、自分の武器を、自分でコントロールできないんですよ? うっかり出ちゃうわけですよ。武器が。「これぞ、思春期!」とか思いましたね。
あと、3Dアニメにありがちな、パノラミックな絵づくりをしてない。カメラが動くところは動くんだけど、けっこう2Dで再現しようと思えば、出来る気がする。小さい画面で見たせいかな。
どうでもいい持論なんだけど、3Dのセットって、ジオラマっぽくない。2Dのレイヤーを重ねるという発想の方が、ジオラマっぽいんだよ。「ジオラマっぽい」というのは、素材を立体的に組み立てている、というニュアンス。『もののけ姫』で、アシタカが初めてシシ神を見るシーンとかね。ズームすると、木々のBOOKが左右にパーッとハケていってね。あの森を3Dでモデリングしても、同じ効果は出ない。狙っているものが違うから、当たり前なんだけど。
でも、3Dで「町を一個、まるまるモデリングしました」って言っても、その町って、建築模型みたいにセコいんだよな。「フレームの外」って考え方がないせいかな?
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アニメのPANと、実写のPANは正確には違う。アニメのPANは、カメラが首を振らないから。アメリカ人は、どうもそれを、欠点だと思っている。
『プラトニックチェーン』だったら、実写と同じパンニングが出来るよ。でもあれ、遠景は板ポリだったりして、そこに「フレームの外」を感じるんだよね。『マクロスF』だって、宇宙空間を無限にモデリングしてあるんじゃなく(笑)、積極的に「壁」つくってる。その方が広く感じる。なんでかな。
うーん……しばらく、美術館でも通ってみるかなあ。
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100均ショップの玩具コーナーには、ディズニーの公式グッズが売られているので、なかなか油断が出来ない。 今日は、えらくリアルな恐竜の模型が売っていたので、衝動買いした。シッポまで入れて、15センチ越えてるんだよ。これ、イベントや博物館なら500円はするよ。
ちゃんと頭の盾が、部分的にへこんでるのが偉いよなあ(実際の骨格でも、そうなっている)。メイド・イン・チャイナだけど、彩色もけっこうイイ。
メーカーは、成近屋って会社らしいけど、この恐竜はいい仕事してるよ。
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今日は立体物に恵まれた一日で、平田英明さんから、廣田が原型つくったカネゴンを送っていただいた。
「ソフビの下地を生かす」って、こういう塗りのことか! さすがプロですね。
でも、この原型、よく出来てるなあ(笑)。マジで俺が作ったのかよ。いま、全然ダメじゃん。
でも、だからこそ、平田さんからお借りしたんだけどね。同人誌に、どうしても出て欲しくてね。
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コメント
100均ショップのディズニーグッズは、確かに侮れないですね。
親戚にマリーちゃんが好きな子がいるので、ついチェックしてしまいます。
『古代少女ドグちゃん』の主演が『鉄道むすめ』にも出ていた谷澤恵里香だったのでインタビューをチェックしていたら吉高由里子の『婚前特急-ジンセイは17から-』のインタビューを見付けてしまいました。
普通のインタビューですよ(笑)。
ご存知でしたらごめんなさい。
http://www.deview.co.jp/interview/index.html#interview1
投稿: DH98 | 2009年9月 3日 (木) 12時27分
■DH98様
確かに『おしゃれキャット』が、いま一番多く売られてますね。うっかり、買いそうになってしまいます。買っちゃおうかなあ、もう。
>吉高由里子の『婚前特急-ジンセイは17から-』のインタビュー
教えてくださって、ありがとうございます。
「パンツ見えないように、気をつけました」発言は、吉高らしいですね(笑)。確かに普通のインタビューなんですが、あちこちに天才バカっぷりが、にじみ出てますね。
投稿: 廣田恵介 | 2009年9月 3日 (木) 13時44分