■8月のメモ「子ブタ化」■
「GALACTICAサーガ補完計画」なる、なんか10年前の『エヴァ』を意識したようなデザインのプレスリリースが送られてきた。よく見ると「庵野秀明、ギャラクティカ緊急乗艦」「樋口真嗣、ペガサス再出撃」などと書かれている。
8月27日に新宿バルト9で行なわれる『ギャラクティカ』トークイベントに、なんと今回は、庵野秀明が出演するのだ。いま、熱心に『ギャラクティカ』を見ているらしいのだが、ファンの前に姿を現すのは、どれくらいぶり? イベント詳細はこちら。
上映作品『RAZOR/ペガサスの黙示録』は、シーズン2中盤、ペガサス艦が登場したあたりのエピソード。イベントに参加される方は、『ギャラクティカ』シーズン2の10話~12話を、レンタルで見ておくことを推奨します。
獲れる賞は獲りつくしただろう、と思っていた『ギャラクティカ』だが、今度は「テレビ批評家協会賞・最優秀テレビ番組賞」を受賞。記事はこちら。そうか、アメリカでは完結したんだよなあ。
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仲里依紗の名前が三番目に出ていたので、『ガチ☆ボーイ』を見てみた。記憶障害でありながら、学生プロレスに挑む主人公の妹役。これ、怪作『ちーちゃんは悠久の向こう』と同じ2008年の映画なのか。急速に、仲の子ブタ化が進行していった時期だな。だって、同年の『純喫茶磯辺』は、完全に子ブタ・キャラを生かした、ぶちゃむくれ女子高生だったからね。
(←『ちーちゃんは悠久の向こう』の取材に応える仲。僕が「子ブタ」と呼びたくなる気持ちも、分かるでしょ?)
確実に「小柄で可愛い」と言えるのは、『渋谷区円山町』のイジメられっ子役のみ。しかし、あれは原裕美子という長身のモデルと、常に並んでいたから、小柄に見えただけだろう。でも、あの頃は、子ブタではなかったんだよ。
『ガチ☆ボーイ』で何より衝撃的なのは、主人公の惹かれている女子大生(サエコ)と、仲が、並んで座るシーンだ。仲の方が、確実にでかい。二回りほど、巨体なのである。
いや、待ってくれと。実年齢もサエコの方が上なのに、もうスケール感が違うんだ。「妹、でかすぎる」と誰もが驚いてしまうはず。
多分、スウェーデン人の血の混じっている仲は、骨格が違うんだろうと思う。横顔を見ても、エイリアン並に前後に長いものな。
つまり、仲里依紗の子ブタ化は、生物として完成されつつある、ということなのだろう。『渋谷区円山町』の頃の仲は、幼生ですから(妖精じゃないよ)。「あれは、別の生き物だったんだ」と納得して、俺は子ブタな仲を愛しています。
(時間たってから読み返してみたら、茶化してるようにしか読めないな。好きであれば好きなほど、こういう文章になっちゃう……仲を好きでなかったら、『ガチ☆ボーイ』なんて絶対に見ないよ!)
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同人誌版『550 miles to the Future』のチラシ、320枚が届く。早い。
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コメント
ゼロの使い魔第二期の第一話が無茶苦茶素晴らしくって、その素晴らしさを伝えるのに
「素晴らしすぎて第二話以降見る気がなくなるぐらい素晴らしい。」
と言うんですが、コレを周りに言っても「馬鹿にしてる」としか受け取ってくれない。
茶化してる訳ではなく、本当にそれ以降見る必要性を感じなくなるぐらい素晴らしいと感じたんですが、なかなか自分が本気で絶賛してるんだという事が伝わらない。
投稿: 米田京平 | 2009年8月 8日 (土) 03時28分
■米田京平さま
一度レスを書いたのですが、あまりに独善的で視野が狭く、他の人たちに迷惑だと思ったので、訂正します。
逆説的な言い方が通じないんですよね。部分的に「この言葉は汚いから使わないように」とか、「こういう言い回しは不快に感じる人がいるかも」という理由で、記事を直されたことは数かぎりなく、あります。
読者を啓発すべきプロの世界ですら、ネットのように「とにかく、早く伝わる簡単な言葉」が優先されます。文脈を考えない。
(念のために言っておくと、僕の文章の欠点を見事に言い当ててくれる同業者もいます)
どうすれば伝わるのか考えつづけるため、僕はブログを続けるし、同人誌も出します。恥しか残らなくても、沈黙よりはマシだという気がするのです。
投稿: 廣田恵介 | 2009年8月 8日 (土) 23時37分