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2009年7月12日 (日)

■時祭組、再起■

夏コミで、【時祭組】による『メガゾーン23』トリュビュート・マガジン『フェスティバル・タイムズ』のVol.1が発売されます(前号は、実はVol.0だったのです)。
12377今回、なんと表紙は、きみづか葵さん。背景は撮り下ろし、画像加工です。
内容は、ガーランドのイラストで有名なR-AREAによる漫画『メガゾーン23 R-Vision』が目玉です。今回のエピソードは『シークレット・ゲーム』といって、ちゃんと『メガゾーン』の時間軸に沿った話となっています。
他には、ロフトのイベントにも来てくれたエイドリアンさん、いつも見てますYacologさんも参加。前号にも参加したナンディ小菅さんは、『メガゾーン』オリジナルTシャツを使った企画をやっていたり、かなりカオスな本になってます。
僕は、短編小説『前奏曲~プレリュード~』を書きました。いま流行のプリクエル物で、どっちかというと、いつも書いてるグラビア・ポエムの延長みたいなもんですね。
8月16日(日)、「西地区“ほ”ブロック-24a」、サークル名【時祭組】にて、販売します。


『化物語』第2話。言語をもって、言語を絶す。こりゃ、松竹ヌーベル・ヴァーグだな。いや、横尾忠則、つげ義春……視覚の記憶みたいなものが、無理やり引きずり出されてくる感I02_01じ。新しい表現は、ほぼ間違いなく暴力的だ。
荒俣宏が、図像学の番組で、ぴたりと止まった図鑑の絵をしきりと「優れた映像」と言っていたのを思い出す。映像をもって映像を越えようとしているように、『化物語』は見える。

そこまで突っ込んでいるかどうかは別にして、7/31発売予定の「アニメージュオリジナル」 Vol.4では、シリーズディレクターの尾石達也さんに1万文字インタビューを行ないました。必読!


神田の丸石ビルへ、『北島敬三写真展 ヘンリー・ダーガーの部屋』を観に行く。
090710_13220001何だか、林海象の映画に出てきそうな、レトロなビル。
写真展は、個人事務所を使ったものなので、小規模だったが、解説書が充実していた。

ダーガーの奇想の舞台となったこの部屋は、00年に取り壊されたのだという。祭壇、画材、タイプライター、雑誌の切り抜き。10年後の僕の部屋は、たぶん、こうなる。唯一の違い、それは彼が謙虚で、心の澄んだ創造者であるということだ。僕は、そうは、なれそうもない。


本日のティンカー・ベル。
090709_10320001ジム・ショア氏の作による公式フイギュア。羽を入れて12センチぐらいだけど、顔の造形センスが抜群。特に、眼球の立体感。
こういう写実的な「絵の解釈」を見せられると、日本のフィギュアは、良くも悪くも「線」を手がかりに立体化し、「線」が見えなくなる事を怖れているんだな、と思う。

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