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2009年4月15日 (水)

■大人たちが認めなくても俺たちが認めている■

EX大衆 5月号 本日発売
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●ガンプラ超進化系モデル
これは、原稿を書いたのは、ほんの一項目。僕は、ガンプラのセレクトと、2時間ほど記事のベースになるウンチクを語っただけです(それで、クレジットを「協力」にしてもらったのです)。
この記事の編集者は、自宅近くの喫茶店まで来てくれたのですが、その店で犬みたいな顔のアニメ監督が打ち合わせしてるなあ……と思ったら、押井守さんでした。

●小野真弓 グラビアポエム執筆
●松本若菜 グラビアポエム執筆
●仲村みう グラビアポエム執筆
●愛ドルのリコーダー 成田梨紗

なぜか、仲村みうのポエムになると、編集者が「乱歩っぽく!」「一人称で、援交を匂わせる風に!」とか、熱心に指示してくるんです。俺も仲村みうは好きなので、大歓迎。やっぱり、お題があった方が書きやすい。それと、雑誌記事というのは編集者との二人三脚だと思うので……世界のすべてを敵に回しても、編集者だけは信頼し、また彼から信頼されるに値する人間であらねばならないのです。


『とらドラ!』や『けいおん!』の周辺現象を、こっぴどく罵るブログ「ふよふよ活動」より、とらドラ!信者(ゆとり)の痛い言動集。なかなか露悪的で面白い。特に攻撃の対象になっているのが、『とらドラ!』原作本についての意見。「コメ部分を抜いて一般で出せば芥川や直木賞が狙えるレベル。少なくとも何年も前にJKが賞を取った「蹴りたい背中」より全然深い。 」 ……『とらドラ!』は文学賞を狙える、という意見は他でも読んだけど、「芥川賞や直木賞なんて、どうだってええわ」という尖った若者たちが読んでいるのがラノベではないかと、勝手に勘違いしてました。
いいじゃない、文壇から認められなくたって。むしろ、「大人たちが認めなくても俺たちが認めている」ことの方が大事じゃないの? なぜ、この期におよんで権威を持ち出す? 往生際が悪いよ。世間からつま弾きにされてナンボだろう、オタク文化なんて。大人のつくった権威なんて、クソくらえでしょ? 深夜アニメなんて、低俗で下品で結構じゃないか。公序良俗に背を向け、自由な表現で戦える最後の砦じゃなかったのかよ? 

そうは言っても、『とらドラ!』ですからね。アニメだからどうとか考えない人たち(彼らを「ゆとり」「リア充」などのネット用語でくくっても、議論は一向に進まない)に受けたのが新しかったわけで。ノイタミナを見ている層とも違う、いわばオタクと一般のボーダーを往来する「ぬるい人たち」が顕在化してきたんだと思う。まあ、そういう人たちは『恋空』の時のように、このまま霧散してしまう可能性も高いんだけどね……。
とりあえず、「自称・多数派」「自称・普通の人」に対するカウンターとして、ブログ「ふよふよ活動」は機能していると思う。
多少乱暴でも、意見を喚起するような意見こそが大事。


最近は『ギャラクティカ』の影響でコソボ、ボスニア、イラクなどを舞台にした映画しか見てこなかった。昨夜はシメとして『ブラックホーク・ダウン』を数年ぶりに再見。ラスト近く、激戦地から帰った負傷兵が手当てを受けている。作戦の失敗を目の当たりにして、為すすべもなかった司令官が、床に落ちた部下の血を拭くのだが、血はぬぐいきれずに、床に広がってしまう――このカットは凄い。紛争の構図をそのまま表しているかのようだ。
ひさびさに、女優目当ての軽い日本映画を見たいが、以前のように楽しめるかどうか、ちょっと怖い。

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コメント

テラセンセ、コニャニャチワ~♪

犬みたいな。。。マヅイ、それは。。。!

中村みうちゃん、いいッスねー。ずいぶん昔からいるような気がしますが、まだ18歳なんすよねー、芸歴長い!?

小野真弓さんとは、これまたキツい仕事ッスね、旬が過ぎまくってると、どう書いたらいいのかとか、悩みそう。

EX大衆、チェキしてみます!

投稿: きゃてぃーなかぢま | 2009年4月15日 (水) 05時08分

■きゃてぃーなかぢま様
こんにちは、先日はありがとうございました。
いや、押井監督は犬みたいと言っても、たぶん怒りませんから……(笑)

仲村みうさんは、昔より今の方がいいと思うんですが、どうでしょう。あと、彼女は過去にいろいろ苦労してるんで、そこも応援してあげたいポイントです。

小野真弓さんも、旬が過ぎているとは思わないけど知名度のある方なので、気は使いましたね。まあ、コンビニで立ち読みしてみてください(笑)

投稿: 廣田恵介 | 2009年4月15日 (水) 09時31分

女優を見ると言えば、おっぱいバレーは宣伝がキャッチーでDBより当たりそうだし、キャストも悪くなさそうで見たい気がしますおっぱい。
…大林監督だと脱がすんだろーなーおっぱい。

投稿: てぃるとろん | 2009年4月15日 (水) 13時31分

■てぃるとろん様
綾瀬はるかはキワモノ路線をきっちり継続しているし、こういうくだらない企画が通ること自体、邦画のある種の豊かさだと思います。

投稿: 廣田恵介 | 2009年4月15日 (水) 15時45分

ハハハ。。。しかし、わたしも押井監督の髪型を人ごとと思えなくなってきました|||-_||| サダコ

中村みうちゃんは、昔は「こんなマブいU-15なのにマン線出してるよ!」みたいなところがすごかったですね。今は18歳なのに、苦労が表に出ている感じが写真から伝わりますね。


小野さんは、「あのアコムのCMの制服の子がビキニになっちゃったのかよ?」みたいなドキドキファンタジーを与えてくれました。それだけでも、すごいことですよね(おち)。


最近はもう、なんでもありなコンテンツがあふれているので、刺激になれちゃったんでしょうかね、私は。

もうこうなったら、報ステの市川寛子アナあたりが脱ぐくらいしないと、コーフン出来なくなってきました(謎

投稿: きゃてぃーなかぢま | 2009年4月19日 (日) 20時03分

■きゃてぃーなかぢま様
仲村みうは、ブログにたまに重たいことを書いているので、気に入ってます。
なので、

>「こんなマブいU-15なのにマン線出してるよ!」

その頃は逆に知らないんです。抽象的とも言える悩みをブログに書き連ねている、今の仲村みうが好きですね。どっか、人生を半分すててるような雰囲気が、何ともいいです。

グラビアポエムの仕事やってると、いろんなタレントを知ることになるので、楽しいですよ。

投稿: 廣田恵介 | 2009年4月20日 (月) 00時49分

 ハイ。。。あの頃は、私の含めた皆が、あのマン線の彼方に、悠久のファンタジーを夢見ていたモノです。.☆.。.:*・゜*・゚:.゚゚・*
 本人も、「マン線で銀河系を支配してやる」みたいな、あどけなさの中にも超然としたオーラを漂わせていましたが。

 彼女のブログ、内容はアイドルのそれじゃないですよね(笑)。言葉を吐き捨てるかのごとく綴っていて。
 一方でユーザーからのコメント数が多いですね。一旦ブランクが空いたタレントなのに、それだけ熱心な信者が多いのでしょう。単純に数字だけ見れば、ブログの女王と呼ばれる「眞鍋かをりのココだけの話」よりも多いですし。


 いろんなタレント。。。

 そうだ、機会があったら「時東あみ」ちゃんのインタビューなんて出来るといいですね(謎)。
 アメリカ人の友人が、「最近、時東あみのファンになりました」とか言っていて、私は「時東あみのブームはもう2~3年前にとっくに終わってるよ!」と言ってしまいましたが、そういえば、本当に一瞬だけ話題になって、名前があっという間にフェードアウトしちゃったな、なんて、ちょっとその後の動向が気になりましたもので。
 一方でアメリカ人のオタクが偉いのは、「そんなの、もうとっくにブーム終わってるぞ」なんて他人の言葉には、一切 揺るがないことです。
 

投稿: きゃてぃーなかぢま | 2009年4月22日 (水) 01時26分

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