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2008年7月15日 (火)

■久美子vs里依紗■

EX大衆 8月号 本日発売
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●愛ドルのリコーダー 由梨亜 ポエム執筆
●小倉優子 グラビアポエム執筆

リコーダーの方はもう7回目だから、ちょっと方向性を変えないと。小倉優子さんの方は、前に小倉さんが出たときの続きっぽい内容で。
池田憲章さんのラジオで喋った影響か、あちこちでグラビアポエムのこと聞かれるんだけど……先日、別件で双葉社に行ったら、「でもさ、こういのうは新入りの編集者が無理やり書かされるんだよね、ふつうは」。俺の前で言うなって。でも、まだまだ上手がいる。グラビアポエムの世界には。

シネマシティ立川のレイトショーに行く寂しさは、半端ではない。080714_22500001上映後は、それこそ数人の客しかいないし、駅までの歩道は人通りも少ない。この薄ら寒い雰囲気は、嫌いじゃないんだ。

昨夜観たのは『純喫茶磯辺』。もちろん、仲里依紗目当てで。
てっきり『かもめ食堂』みたいな路線かと思ったら、ギラギラした中年(それもバツイチ、キャバ好き)への応援歌になっていてビックリ。
麻生久美子が(中年男の)女への妄想を最高潮まで高めておいて、地面に叩き落す。鼻血は出すし、下ネタは言うし、性格破綻してるし……そして、最後にちょこっとだけ「女」の株を持ち上げる。でも、その持ち上がった部分は、主人公の宮迫博之には伝わらない(その辺り、シナリオが上手い)。何しろ、宮迫の麻生への態度が、キャバ嬢とじゃれ合うシーンとほとんど変わらないのが素晴らしいね。普通はいい芝居を入れてホロッとさせるもんだけど、ずーっと軽薄なまま。

でも、麻生も勝負に出たけど、この映画では仲里依紗に軍配が上がった。
憧れの男に幻滅してから(この映画は幻滅してばっかだな)、一気に一年ぐらい老ける。表情から声の出し方から、ぜんぶ変わる。それは演出やメイクもあるだろうけど、やっぱり17~18歳という肉体を、仲里依紗が持っているから。その歳でないと、女優は一本の映画の中で、ああも変われるはずがない。10代というのは、やっぱり凄い。
今年70歳のミッキー・カーチスが素晴らしい役をやっていたし、エンディングがCKBというのも納得の、オッサンのための映画だけどね。この世に女神はいないけど、いるつもりで頑張れ、と。

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