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2008年7月 5日 (土)

■バーディー、星間飛行でひだまり■

巻頭グラビアの木口亜矢の『鉄腕バーディー』コスプレ目当てで、駅の反対側のローソン080703_20190001 まで足を伸ばす。ヤンサン、一冊だけ売れ残っていた。
自分はグラビアポエムを仕事にしてはいるけど、「ユーザー」として買い求めたのは初めてだ。ユーザーとしては、やっぱり紙質が心配かな。すぐボロボロになりそうだ。
しかし、このコスチュームの出来は明らかに「お遊び」「キワモノ」を越えている。アップの写真の丁寧な裁縫には、美学すら感じる。「表現になっている」とでも言うのかなぁ。

で、『バーディー』関係と『マクロスF』関係の仕事が一段落したせいか、今度は『星間飛行』が欲しくてたまらなくなる。歩いて数分のTSUTAYAに特典ブロマイド付きで売ってた。昔、チエ・カジウラのアルバムを中古屋で買ったら、ピラッとなんか紙が出てきたことがあった。「?」と思って裏返してみると、ミレーヌの全裸のステッカー(セル画)だった……あれはなんか屈辱的だったな。TSUTAYAのお姉ちゃんが、必死にレジ裏に貼ってある「特典メモ」を何度も確認している。いや、特典目当てじゃないんすけど。
080703_23460001とりあえず、何も吉祥寺のアニメイトまで行かなくても、三鷹駅前で『バーディー』も『マクロス』も揃ってしまう。

今日、打ち合わせの時に「いやぁ、『星間飛行』買っちゃったよ」と話したら、別のライター氏が「僕なんて録画した12話を7回見て、店に買いに行く時間ももったいないから、ダウンロード販売で買いました」。音楽には詳しくないんだけど、80年代アイドル歌謡というか、オヤジ・キラーな曲なんだろうな。
中学生の頃の感覚で聞ける、というか。作詞の松本隆先生は、今年59歳。「けし粒の生命でも/私たち輝いてる/魂に銀河 雪崩れてく」……これは59歳でないと書けないよ。
オーディションでまめぐさんが選ばれて、松本隆の詞が乗って、やっと『マクロスF』は作品になれたと思う。この作品のテーマは「懐古趣味を肯定する」ってことだ。もちろん、それは自己言及のパラドックスへ陥る道でもある。それを恐れずにやったところが、新しい。

夏のアニメがぽつぽつ始まっているが、『ひだまりスケッチ』第二期が凄い。おいおい、これ最先端をいきすぎだろ!  どうしても、新房昭之×シャフト作品を見ると、ロベール・ブレッソンを思い出すんだけど……ピーター・グリーナウェイっぽくもある。特に、ガスメーターの数字やポスターの端に書かれた数字に、何か意味があるような気がしてしょうがない。構図の中にリズムがつくってある。さらに編集でリズムを刻む。そのセンスが、もう世界最先端。
この作品への評価は「アニメを見ているか、映像を見ているか」に左右されるだろう。

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コメント

はじめまして

以前から文章読ませていただいてる者です。マクロスを何度もご贔屓に、そして12話についてとても真摯な評を述べられて頂き感極まりコメントしてしまいました。
※実はワタクシマクロスのごにょごにょ・・・


また、大学でブレッソン研究をしていたので、挙げられたブレッソンと新房作品の共通点の指摘にはとても合点が行きました。
確かに新房作品には、あの既存のモンタージュとは異質な、独特なのにどこか秩序のあるブレッソン流モンタージュとのシンパシーが感じられますね。

ネギまについて書かれたときにもブレッソンを引き合いに出されていましたが、あの時も「なんてアクロバティックな発想だ・・・」と感服させられました。
これからもお仕事含め(CONTINUE買いました!)ブログのほうも頑張ってください。

投稿: バルタザール | 2008年7月 5日 (土) 05時08分

■バルタザール様
はじめまして、書き込みありがとうございます。バルタザールどこへ行く?ですね。もう観たのは20年ぐらい前です。今、ブレッソンの作品なんてレンタル屋にあるんでしょうか。曖昧な記憶で書いてるので、新房作品と厳密に比較したわけじゃないのです。
でも、ブレッソンは俳優を「モデル」と呼んでいましたよね。そういうソリッドな表現も、新房監督は意図的にやっていると思うんですよ。

>※実はワタクシマクロスのごにょごにょ・・・

ええーっ! では、うかつなことは書けませんね……。だけど、12話でやっと納得がいったというか、25年前の僕に語りかけてくれた気がしたんです。
あの頃の自分の背中をポンと押されたような、幸福な気持ちです。本来、アイドルや歌って、こういう気持ちにさせてくれるものだったんだよね……と。

CONTINUE、お買い上げありがとうございます。あまりに非論理的なレビューなので、お恥ずかしいかぎりです。

投稿: 廣田恵介 | 2008年7月 5日 (土) 06時25分

F12話、言われて見ると土曜に放送あって、今日で1週間。

…10回までは数えてました。
星間飛行も広島市から尾道に帰る途中の電車の中でDL購入しましたねぇ。

他の3曲も欲しいので、いずれCDも買ってしまうことでしょう。

やっぱり歌詞的にも振り付け的にも、あの『キラッ☆』が効いてます。

ランカのブログなんてのがありまして、そこでも番組収録でMCに『キラッ☆』の振り付けを訪ねられたなんて書いてます、ランカが!

マクロスソングの歌詞はほとんどが聴くだけで作品世界に擬似的に入り込めるようになっていて面白いです。

あの時俺は間違いなくガリア4のゼントランでした(笑)

作品世界の疑似体験は、今回自分の企みのテーマの一つでもあります。

なので『ソーダ味のアイスキャンディー』はグッズとして是非出したいのですよ。

投稿: てぃるとろん | 2008年7月 5日 (土) 07時33分

■てぃるとろん様
>あの時俺は間違いなくガリア4のゼントランでした(笑)

何度見ても「キラッ☆」の直後に反乱兵たちが銃を落とすタイミングが絶妙なんですよ。笑ってしまうぐらい編集がうまい。
まったく異質な要素(この場合、歌)が入ってきて戦意喪失、というのは日常、誰しも体験していることからね。『愛・おぼ』より洗練された方法で、上手くやったんじゃないでしょうか。
CDがマーチャンダイジングとして正しく機能している、稀有なアニメだと思います。

28日発売の「アニメージュオリジナル」は第12話総力特集で、「キラッ☆」には特に力を注いでいますからね。鼻血を出しながらラフを切りました。ご期待ください。

投稿: 廣田恵介 | 2008年7月 5日 (土) 14時55分

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