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2008年6月20日 (金)

■琉球アクビと路地裏のこと■

沖縄旅行より帰還。
080617_17460001那覇市内のホテルについてすぐ、国際通りに行った。すると、なんと沖縄限定の『アクビガール』グッズを並べた店が……ひさびさに、「えーと……店ごと、売って下さい」って感じだった。初日は、「おー、こんな店があるのか」程度だったのだが、名護に一泊した後、どうしても気になって那覇へ戻り、「俺が着るんじゃないですよ」と3度も言い訳しながらTシャツとステッカーを購入。でも、とっくに本放送の終了した番組をこんなにプッシュして、この店、大丈夫なのか……一体、誰が買うんだ。
しかし、瞬間最大風速でいうと、いま世界で一番『アクビガール』を好きなのは俺だと思う。

さて、旅行会社のセットしたホテルは、風俗街のど真ん中にあった。ビル一軒、丸ごとキャバだったりする。
080618_01100001どこかで泡盛を飲もうと思っていたが、まさかキャバクラで飲むことになろうとは。
しかし、この店、ちょっと雰囲気が妙だ。
「5千円払ってくれれば、お店の外に行けるんだけど、どう?」
「何それ、アフターって意味?」
「そうじゃなくて、ホテルでもどこでも、今すぐ行けるよ」
「……ホテルはいいよ、ゴハンにしない?」
「ゴハンでもいいし、それは交渉次第……どうする?」
あまりに押しが強いので、メシ行くつもりで店外へ。そしたら嬢のやつ、徒歩数分のところにあるラブホに直行しやがんの。受付まで来たところで「俺、やっぱり帰る」。もちろん、そこから先、何万円かかるのか怖かったってのもあるんだけど。結局、自己愛なんだよ、そこまで来て断るってのは。自分が汚されたように感じる。戸惑うような状況に出会ったとき、意外と俺は相手に罪をかぶせるんだな、と思った。通り魔事件が発生したら、ダガーナイフのせいにする警視庁みたいなものだ。
こうした観光客相手のデートクラブは、沖縄では裏人気スポットらしい……って、俺は沖縄に何しに行ってるんだか。
しかし、観光地がぜんぶ面白いかというとそれは大ウソで、自分と出会うためには薄汚い路地裏に迷い込まなくてはならないのではないだろうか。

『真昼ノ星空』という映画に出てくる沖縄は、雨の似合う静かな町である。こういう映画を見ると、楽園のありかは、人それぞれに違うのだな、と思う。

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コメント

沖縄旅行、お疲れ様です

アクビちゃんグッズですか。
面白そうですが、国際通りは、あまり沖縄らしくないのでw
スルーしていいですよ

変な子にからまれましたね
沖縄の女の子は、積極的でえっちですからw
観光客のお金目当てのたかりは、無視してください。

本当の沖縄好きは、自分で飛行機乗って来て、
国際通りスルーして、レンタカー借りて、
あちこち歩いて、沖縄を満喫してますよ

投稿: たーしぃ | 2008年6月20日 (金) 13時43分

■たーしぃ様
すみません、いろいろ力不足で。でも、国際通りも風俗街も、僕にはそれなりに面白かったんですけどね……。

投稿: 廣田恵介 | 2008年6月21日 (土) 02時21分

よく知らない内地の客とだらだらと食事するより、一気にホテルにいったほうが、実際的だったのでしょうね。

まぁ、沖縄といっても那覇と島とでちがったりしますから……。

投稿: BAOH!! | 2008年6月22日 (日) 10時31分

■BAOH!!様
食事程度だと、収入として割が合わないってことですね。ホテル直行でないと稼げないんだと後から知りました。

結局、名護から路線バスで今帰仁城まで行ったのが一番の「遠出」でした。

投稿: 廣田恵介 | 2008年6月22日 (日) 12時37分

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