■週後半■
東京国際アニメフェア、初日に行ってきた。毎年、どこかで何かしら手伝わせていただいていて、今年はジェネオンエンテインメントさんで配
布された小冊子を少し(まだ現物を見てないのですが、『マリア様がみてる』の記事とか)。
前回も書いたけど、こういう、「ちょっと役に立ってる」感が好き。こうした仕事で交わされる、小さな信頼も好き。
個人的に楽しみだった『イヴの時間』の試写を見て、その後、パレットタウンの大観覧車まで歩く。
翌日、人と会って酒を飲み、その翌日、ずっと楽しんで進めてきたムック本の追加原稿が来て、それをたった一時間で書き終えてしまったことに後悔した。本当は、もっとチマチマやりたかった。
何かが楽しいとか、充実感がある、というのは欠けていた穴が埋まっていくからだと思うんだよな。モチベーションの持てない仕事って、「もう埋まってしまった穴」をさらに埋める作業だったりするものな。
だから、充実しているひと時というのは、自分の欠損と向き合う時間でもある。
そういう愛すべき仕事を終えてしまった夜だったせいか、不思議と寝つかれない。寝つかれないまま、ちょっとした仕事の打ち合わせのため、一時間ほど電車に揺られ、知らない駅で降りる。ぞくぞくするぐらい寂しい駅前の喫茶店で、男二人、ぼそぼそと打ち合わせる。「これは俺らにしか出来ない仕事だから、とにかく楽しんでやろう」という暗黙の空気が日曜日の店内に流れる。
そんなこんなで、3月が終わる。
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