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2007年12月13日 (木)

■リスクを負う■

月刊シネコンウォーカー 12月号 配布中
200712
●江川達也インタビュー
お題は、江川先生オススメの『地球防衛軍』なんだけど、やっぱりこの人の物の見方、応用の仕方はスゴイです。
この日は三件ほど取材があって、僕らは最後まで待たされたんだけど、ビックリしたのは僕らの前にインタビューしてた女性記者さんが『十二人の怒れる男』を知らなかったこと。
おいおい、『十二人~』ぐらい見てろよ、プロだったら。お前らがそんなんだから、映画評論とか映画雑誌のレベルが落ちるんだろうが!……って、俺が「怒れる男」になっちゃったけど、彼女らを笑って許す江川先生は、心にゆとりがあるよなぁ。

アニメーションノート No.08 近日発売
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●『空の境界』 全12ページ特集
これはものすごく勉強になる仕事でした。誌面は地味だけど、モノづくりへの考え方、チームプレイの賢いやり方、経験の応用の仕方、いろいろタメになるはず。

「人間はきっと何かを失うというリスクなしには人生を獲得できないのだと思う」「リスクを負わない人生というのは何も選択せずに可能性を留保しているだけ」……ともに、『Newtype』誌掲載の押井守の発言。ここまで熱く、ストレートな押井守に惚れた。こういう若いことを言っている時点で、もう『スカイクロラ』は傑作確定。どんな駄作であろうと、傑作である。いやたとえ、映画が完成せずとも、僕が映画を見ずとも、傑作であることは分かる。
『もののけ姫』も、メイキングを見た時点で「傑作」だった。完成作品を観てガックリしたんだけど、やはり傑作だった。
これは嫌味でなく、本当にそう思う。少なくとも、僕はそういう目で「傑作」を観てきた。

何かを賭けて――つまり、リスクを負って何かをやることが大事であって、リスクを負わないやつの目は死んでいる。
最も美しい花は、断崖絶壁に咲くのだと思う。

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コメント

「人間はきっと何かを失うというリスクなしには人生を獲得できないのだと思う」「リスクを負わない人生というのは何も選択せずに可能性を留保しているだけ」

……いい言葉ですね。心に染みます。最近手に入れた40年落ちのアルファロメオに乗るとその言葉が実感できます。そんなポンコツを仕事に、アシに使うのはそれなりのリスクもありますが、でも今のクルマでは得られない魅力に溢れています。こればかりは乗ってみないことには絶対に分からないと思います(押井監督の言葉とはちょっと意味が違う…かもw)。

投稿: ドラゴン山崎 | 2007年12月14日 (金) 03時30分

■ドラゴン山崎様
僕はちょっと車の話は分からないんですけど(笑)、押井さんの話はこの後、「犬や猫と別れることを恐れて、犬や猫と暮らすことを諦めるのかと問いたい。その子を丸ごと受け止める覚悟はないのか。」と続きます。

リスクなしで生きている人は、のほほんとしていて、自分への評価が激甘だったりするので、うらやましいですよね。

投稿: 廣田恵介 | 2007年12月14日 (金) 05時04分

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