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2007年11月22日 (木)

■沖田艦長はワープに耐えられなかった■

アニメNewtypeチャンネル 配信中
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●「時かけ」への思い ~オトナver.~
第一弾が岡野優さん、第二弾を僕が書きました。まあ、配信のPR用の文章ですね。タイトルは『“終わり”にあらがう物語』です。こちらからどうぞ。

以前、「どうしてアニメの主人公は少年少女ばかりなのか」について考えてみた。先日、ある人にインタビューしているときに、その答えらしきものにコツンとぶつかった。その人が言うには、人間の肉体的ピークってのは10代なんだそうです。
つまり、中高校生ぐらいじゃないと、タイムリープに耐えられない。肉体が。ギアス能力をルルーシュが授けられたのは、その肉体的ショックに耐えられる若い体だったから。アムロが15歳なのにガンダムの性能を限界以上に引き出せたのは、それだけヤツに伸び代があったってことでしょ。20歳のシャアが勝てるはずない。
ワープと波動砲を繰り返すヤマトの場合、若い古代や島は生き残り、沖田艦長は耐えられずに死ぬわけだ(笑)。

つまり、アニメってのは異世界に飛ばされたり、魔法を使ったり、肉体を酷使する設定が多いでしょ。その空想的な状況は、中高校生ぐらいの鋭敏な体でないと乗り越えられない。主人公を20歳以上にした瞬間、どんな話もリアルになってしまう。『カウボーイ ビバップ』なんかがいい例でしょ。スパイク(27歳)はよく、包帯ぐるぐる巻きになって寝てたもんね。
常識はずれな「アニメ的な」世界を物語るには、若い肉体が必要だという効率論なんだと思う。単に、肉体の完成された若者を主人公にした方が無茶をやれるし、説得力も出るってことでしょう。

あと、一見体を使ってないように見える萌え系・ハーレム系も同様。あれは、主人公の下半身が肉体的にピークに達してないと耐えられない……と、けっこうマジにそう思う。
あたるは何発も電撃をくらわなきゃいけないし、ラムはあの歳でないと、あんなにいっぱい電撃を出せない。『時かけ』といえば、筒井康隆の短編にものすごい方法でテレポテーションする短編があったけど、ようはああいうことだと思うんだよな。その短編のタイトルは忘れてしまったけど。

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コメント

うわあ! 何かザックリ来た。

そうなんですよね。
イロイロと加速度的に嗜好が変化してきてる自分がいるんですが、結局最近ワープに耐えられなくなってきてるって事なんですよね。
や、まあだからこそ手に入れたモノも多いんですが。

面白い話で、自分の中ではオタクから「脱落」したと思ってたのに、周りからしたら「卒業」した事になってるんですよね。

投稿: 朝の銀狐 | 2007年11月23日 (金) 01時52分

■朝の銀狐さま
生物としての最盛期は過ぎても、社会的には成長を促進されるんですよね。
あとはもう、どれだけ頑張れるかというのは精神論でしかなくなってくる。精神力のないやつは第一線から落っこちるんだけど、生物的にはそれで正しいという(笑)
40歳で中身カラッポの人間って見られたもんじゃないですから、まだ銀狐さんは頑張ってください。

投稿: 廣田恵介 | 2007年11月23日 (金) 10時55分

短編のタイトルは「郵性省」ですね。
今だと民営化された設定になりそうです。

投稿: 通りすがり | 2007年11月24日 (土) 04時11分

■通りすがり様
そんなタイトルでしたっけ、ありがとうございます。
あれを誰かアニメ化してくれないものかな、と思ってます。

投稿: 廣田恵介 | 2007年11月24日 (土) 12時43分

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