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2007年9月21日 (金)

■12,000 years to the Future■

『劇場版アクエリオン』 パンフレット
Scan20004
●真の「気持ちよさ」は常識のはるか彼方に!
……という題名の『アクエリオン』評を書きました。パンフ自体の構成・執筆は河合宏之さん。こんな高密度なパンフをたった一人でつくるとは。お疲れ様でした。また合体しましょう(笑)。
あ、グレンの「重力を操る」というCDドラマ用に考えた追加設定が、このパンフによって公式化したようです。それが一番嬉しかったかな。

『さよなら銀河鉄道999』とか『AKIRA』、劇場用SFアニメというのは、クライマックスで何かを盛大にぶっ壊すとか何かが臨界点・沸騰点を越えるシーンを目玉にしてきたと思う。ルーツは、「ラッキョの皮むき」と言われた白色彗星帝国かな。とにかく、スケール感とか巨大感に対する脅迫神経的な執着は、劇場用SFアニメの特徴。ガンドロワもそうだし、巨神兵もそう。箱舟をパージするってのもそうかな。……そういう作品が80年代に集中しているのは、海外のSFX技術の爆発的な進歩と無縁ではなかった気がする。巨神兵なんて、実写でやったらホラー映画だよ。
海外SFXはどんどん日常へ溶け込む方向へ向かったけど、日本のSFアニメはスペクタクル映像へまい進していった。それは、巨大ロボ・巨大ヒーローという伝統文化が下地にあったから。「でかい」ことに対する信仰があるんだ。……ひょっとしたら、原爆を落とされたこととも関係あるかも知れない。
ともあれ、「アニメ映画でSFアクションやるなら、なるべく派手なことやんないと」って遺伝子は連綿と受け継がれていたと思う。
『アクエリオン』はSFアニメではなくファンタジーだと思うけど、「とにかく、スケールでかく!」の伝統が脈々と息づいています。小奇麗に洗練する、なんてことが出来ないのが『アクエリオン』。都会的で洒脱なものを観たい人には向いてないだろうね(笑)。それが弱点でもあり、個性でもあるんだ。明日から全国公開。

最近は、またぐっと劇場アニメが増えたので、現場の人手不足は、ちょっと前のアニメ・バブルの頃と変わらないと聞いた。テレビだったら、一度キャラ設定つくれば半年や一年使えるけど、劇場アニメは2時間だけでしょ。キャラ設定を起こすのもタダではないから、すごくコスト・パフォーマンスが悪い。なるほど、金かかるわけですよ。
そんなことも念頭に置きながら、明日は、ようやくよ~うやく『河童のクゥと夏休み』を観にいってきます。

『ROBO☆ROCK ロボ☆ロック』の予告編が上がっていたので、どうぞ。
http://jp.youtube.com/watch?v=oxdwmAPT5w4
ここにも、やっぱり「でかい」「派手に」信仰が……

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