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2007年9月 5日 (水)

■観光客の皆様へ■

何ヶ月ぶりかでキャバクラ行った。嬢から「エヴァの映画、観にいきましょうね! 誕生日プレゼントはブランド物よりガンプラとかが嬉しい」というメールが。ふーん。あんな綺麗な子がねえ。いいんだけど、今は精神的にも金銭的にもキャバに入れ込んでる余裕はない。と言いながら、MGのターンエーガンダムでいいかな……などと算段している俺がいるのも事実。
070904_23400001ファルシオンのイリアは、ちょっと前に完成。今は、こういうことやってる方が楽しいよ。自分ひとりで完結していたい、というか。

キャバに行った日、『真・女立喰師列伝』の試写会に行ってきた。各人それぞれサービス精神があって、楽しいオムニバスに仕上がっている。特に、神谷誠監督の『歌謡の天使 クレープのマミ』が傑作。1985年の原宿、というメガゾーンな舞台設定だし、タイトルは某魔法少女のパロディだし、これだけユーモアセンスのある特撮人がいたとは。この人が実写の『キューティーハニー』の総監督なんだ。すげえ楽しみ。(『キューティーハニー THE LIVE』の総監督は、横山誠さんでした。よく確認せず、大変失礼いたしました)

先日の記事のつづきなんだけど、「消費者ヅラした愛のない連中が増えた」って、一言でいうと「オタクの世界に、イヤなヤツが増えた」んだよね。何を見ても何を買っても、物足りないと思った部分を自分で補うってことを知らない。二言目には「こんな作品のDVD、誰が買うの?」 お前が買わずとも、お前と価値観の違う誰かが買うっての。その程度の想像力すらない。異なる価値観を並存させていく度量がない。バカだよね。

キャバから帰って新聞を読んでいたら、「待たなくてすむから」という理由で緊急外来を利用する患者が増えていると書かれていた。学校では、教師に理不尽なクレームをつける親たちがモンスターペアレンツと呼ばれて恐れられているという。どいつもこいつも、消費者意識、「お客さま」意識に浸りきっている。
アニメって趣味の世界、創造的なフィールドなのに、「お客さま」だらけ。というか、観光客に近い。宣伝文句に煽られて来たくせに、やけに態度がでかい。さんざん文句いったあげく、現地にゴミ捨てて帰る。それが、今のアニメ・ファンだ。

アニメは商品ではあるけども、創作性の強い商品だ。受け手もクリエイティブであれ。感受性を豊かに保て。それが結局、自分のためになる。

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コメント

制作側にも似た様な空気がある感じがするのでので自戒を含めて気になる記事でした。
今ちょうどFFのパクリミュージックビデオのニュースが流れてましたがあまり笑えないですね。

投稿: ハム船長 | 2007年9月 5日 (水) 06時29分

>タイトルは某魔法少女のパロディだし
クレープのマミは、元々うる星時代からの押井監督の持ちネタだと思うんですが…。

投稿: 鮪丸 | 2007年9月 5日 (水) 12時32分

■ハム船長さま
製作サイドは、外から見ると切磋琢磨している雰囲気があるのですが、そうでもないんですか?
ただ、最近は出資者とメーカーとプロダクションの言うことがまちまちだったり、別の意味でややこしさは感じています。

■鮪丸さま
ええ、『うる星』の「立ち食いウォーズ」は『クリィミーマミ』と放送時期も制作プロダクションも同じでしたよね?
そのような裏づけを知っている鮪丸さんが映画をご覧になって「やはり、これはパロディではない」と思ったとしても、それはあなたの感受性の問題です。

投稿: 廣田恵介 | 2007年9月 5日 (水) 13時48分

…刺々しいですね。
勝手に感受性の問題と切り捨てられても困りますが…映画は見てみます。

投稿: 鮪丸 | 2007年9月 5日 (水) 14時02分

>『真・女立喰師列伝』の試写会に行ってきた。

以前、ひし美さんが日記で仰っていた「押井監督の映画」ってこれのことだったんですね。じつは前作の『立ち喰い師列伝』まだ見ていないので予習してから見に行くことにします。私の周りには何故か「ひし美ゆり子親衛隊」みたいな人が多いので、友達とみんなで見に行くことになるかもしれません。

>物足りないと思った部分を自分で補うってことを知らない。

最近のユーザーは、本当に自分の好きな作品しか見なくなりましたね。「(好きな作品じゃないけど)教養として見る」ということがすっかりなくなりました。しかも、製作本数が増えたから「自分の好みの作品だけ見る」ということができるようになりましたし。たしかに、ユーザーの選択肢は増えましたが、それによって同じような作品だけをチョイスして見るようになったのかもしれませんね。

でも、それってどうなんでしょう? 作品に対する経験値が少ない若いコは、ジャンルを問わずもっといろんな作品を見るべきだと思うんですけどね〜。安易な世代論には走りたくないですけど、今の若い世代って、私たちの10代、20代の頃以上に作品を見る目が養われていないような気がします。

私の好きな『大江戸ロケット』なんて、まわりの若いコ誰も見ていないし。面白い作品だからと薦めても「どうせ時代劇でしょ?」なんて言われちゃいますからね(ネット局が少ないのも理由かもしれませんけど)。

投稿: ドラゴン山崎 | 2007年9月 5日 (水) 16時35分

こんどの実写キューティーハニーの総監督は横山誠という人だと思います.
神谷誠は庵野監督の実写映画版で特撮監督をやっていたみたいです.

投稿: えにぐま | 2007年9月 5日 (水) 19時34分

キャバクラは生まれてから一度も体験した事がないです。
キャバ行くならポリキャップ買いますw
順番的にMGよりもガンプラコレクションが良いと思います。

完成したイリアは大きな画像で見たいです。

投稿: ギムレット | 2007年9月 5日 (水) 21時36分

■ドラゴン山崎さま
マイ・オンリー・ワンな作品が見つけられれば、それでいいと思うんですよ。アニメを観るのって、やっぱり趣味ですから。

>ジャンルを問わずもっといろんな作品を見るべき

それは確かに正論なんですけど、そうやって審美眼を鍛えても意味がない時代になったのでは……アニメを熱心に見るって行為自体が、これからどんどん珍しいものになっていくんじゃないかなぁ。
教養というのは、必要とする人間は勝手に身につけていくものでしょうね。そこは、あまり危惧してないんです。

「ひし美ゆり子親衛隊」、いいですね(笑)。

■えにぐま様
あっ、横山誠さんは庵野版『ハニー』の特技監督だったんですか……でも、庵野版よりは面白くなるんじゃないか? すごく期待してるんです。

■ギムレット様
イリアは、大きな画像だとアラが目立って、ひどいので載せません(笑)。

>順番的にMGよりもガンプラコレクションが良いと思います。

家に、人からもらったガンプラコレクションがいっぱいあるんですよ。しかし、さすがにそれはどうかと。
逆に、美少女フイギュアをプレゼントして、全力で引かれるというシナリオも考えています。

あ、ハルヒの携帯ストラップつけてたのは、その子だったかなぁ……お水の世界も、いろいろです。

投稿: 廣田恵介 | 2007年9月 5日 (水) 22時15分

横山誠さんと神谷誠さんは、全くの別人ですよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E8%B0%B7%E8%AA%A0
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E5%B1%B1%E8%AA%A0
よく調べずに誤認したまま文章を書くのは、両監督に対して大変失礼な行為ではないでしょうか? それに、えにぐまさんの指摘も全く理解していないようですし。

投稿: 佐助 | 2007年9月 5日 (水) 23時51分

■佐助様
まったく仰るとおりですね。お恥ずかしい限りです。ご指摘いただいたえにぐまさんにも、お詫び申し上げます。
本文の方は、線で消して訂正しておきます。

投稿: 廣田恵介 | 2007年9月 6日 (木) 01時20分

>何を見ても何を買っても、物足りないと思った部分を
>自分で補うってことを知らない。二言目には「こんな
>作品のDVD、誰が買うの?」 お前が買わずとも、お
>前と価値観の違う誰かが買うっての。その程度の想像
>力すらない。異なる価値観を並存させていく度量がな
>い。

 これはまったく異論無くその通りだなぁと思う。
 思うけど、結局 「大衆化する」 って、そういう事だと思うんだよなぁ。
 結局、アニメだとか漫画だとかを見たり読んだりして、それを自分の頭の中で能動的に愉しもうなんて面倒なことをするのは、ごく一部の漫画好き、アニメ好きだけで、「いわゆるオタクメディアのものも楽しみますよ」という人たちは、あまりそういう事まではしない。
 いってしまえば、ただ単に通勤電車で読みつぶすのが、漫画サンデーや日刊ゲンダイではなく、週刊少年ジャンプやライトノベルに変わっただけ、という人たち。
 そして、「そういう人の方が、圧倒的に多数で、圧倒的に普通」 なんだと。
 だからこれは、数を見ていないとか、作品を見る目が養われていない、とか、そういう話ではないと思うんです。
 ただ単に、彼らにとっての漫画やアニメは、ハナから 「そういうモノでしかない」 という、姿勢の違い。

投稿: へぼや萬年堂 | 2007年9月 7日 (金) 10時05分

■へぼや萬年堂さま
まさしくその、アニメが「大衆化した」ことを言いたかったのです。漫画が大衆化していった歴史とはかなり道筋が違うとは思いますが、アニメなんて年に一本見るかどうかという人たちの方が圧倒的に多い。そうじゃなきゃ、『ゲド戦記』なんてヒットしませんよ。

そういう人たちを悪いとは思わないし、「もっと良質のアニメを見てほしい」などと助言しても意味がないというか、大きなお世話なわけです。仰るとおり、スタンスの差だからですね。
薄く広く見る人たちと、ガッツリ濃く見る人たちとの二極化がアニメでは進行していると感じます。漫画は、もっと緩やかに大衆化しているんじゃないでしょうか。

投稿: 廣田恵介 | 2007年9月 7日 (金) 14時47分

昨日EVAを観てきたのですが、なんかピュアに楽しめました。
当時だったらきっとそんなことなかっただろうなぁと。別に
物わかりが良くなったとは思わないのですが、自分の趣向や
姿勢、価値観の違うモノを、少しづつ受け入れられるように
なってきました。ただ興味やこだわりの消失ともシンクロ
しているので、いいコトなのかどうかはわかりませんが(笑)

投稿: gakky | 2007年9月 7日 (金) 21時13分

■gakky様
みんな、やけに観に行くのが早いですね。俺がトロいだけでしょうか。明日の深夜に行く予定です。

>自分の趣向や姿勢、価値観の違うモノを、少しづつ受
>け入れられるようになってきました。ただ興味やこだ
>わりの消失ともシンクロしているので

なるほど……なんか分かる気がしますね。でも、自分のプラス面とマイナス面を同時に意識できるってのは、やっぱり「いいコト」ではないでしょうか。
ひねくれ者の自分がどんな風に感じるのか、ちょっと楽しみになって来ました。

投稿: 廣田恵介 | 2007年9月 7日 (金) 21時33分

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