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2007年1月27日 (土)

■タワークレーン■

家に合計何万文字という原稿をおいて、取材に出る。
070127_12430001_1(相変わらず、高いところの写真ばかり撮ってしまう。地べたを這っている感覚が濃いせいだ。歩きながら、今日は何時間寝られるのか、どこで何を食べるべきか、ばかり考えている)

今かかえている数本の仕事のうち……かなり自由に、一冊のアニメムック本をつくっているのだが、設定画をぺたぺた貼ってしまえば、形にはなる。それでは自分がやる意味がないので、ちゃんと意図をもって構成を考え、優れたデザイナーに手渡し、明確な、いや強靭な意志のこもったテキストを書かなくてはならない……そこまでしなくとも、「いつものフォーマット」でアニメの本はできてしまう。どこかの誰かが考えた「いつものやり方」でやっつけていければ、そんな無神経さを仕事として割り切れるのなら、気にするのは仕事相手の顔色ぐらいでいいのかも知れない。
「そんなくだらない大人にはなるまい」と思ってきたし、今も思っている。

先日も書いたが、ライターは誰でもなれる商売である。現に、僕がなれた。
Ca270050ただ、「誰でもなれる」からといって、その仕事をルーティンにすます奴は、どこで何をやっても変わらない。だから、ライターという仕事そのものには何のステイタスもない、と常に自覚しておかねばならないと思う。業界周辺をうろつき、有名人にも会える職業であるから、つい勘違いしてしまいがちなのだ。
(それで自己実現できる人にとっては、ライターという職業は悪くないのかも知れない……ということは、常にちょっと不満がちな人間の方が、いい仕事をするということか)

ライターは誰でもなれる。そうした「身の程」を知った上で、では、お前は何者なのだ、と常に聞いていかねばならない。
仕事はプレゼントではない。もらったからといって、祝福された気になってはいけないのである。

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