■Movie mode■
この二日ほど、昼間は仕事をして、夜~明け方までレンタルしてきた映画を観るモードに入っている。
何気なく手にとった『ロード・オブ・ドッグタウン』が思いのほか良かったので、同じキャサリン・ハードウィック監督の『サーティーン』をすぐ借りてきた。これもすこぶる良く、朝まで続けて二回観てしまう。
どちらも、粗暴ででたらめ、まあ簡単にいうと社会性に欠けた人間しか出てこない。カメラは、一見すると彼らに振り回されるかのようなルーズな動きしかしない。その素直さがいい。映画そのものがフラフラになってベッドに倒れこむ。映画そのものが、しきたりやプライドを捨て、感情に流される。「感情を説明する映画」ではなく、映画が「感情そのもの」になっている。だから、二回つづけて観ても疲れない。
いろいろな人に薦められた『ホテル・ルワンダ』も観たが、こちらは説明に終始している。しかし、映画の語り口に社会性があった方が支持を獲得しやすい。感情的な人間より、社会性の高い人間の方が安心して付き合える、というのと同じことだ。
昼過ぎ、一緒に王子バーに行ったヒプノセラピストの方とその友達である哈日杏子さんから電話があった。社会性のない生活を送っていたので、不意の電話に狼狽する。(←携帯のデータを整理したら出てきた写真。夏ごろ、キャバ嬢が送ってくれたもので、山梨に行ったときに撮ったものだと分かった。この頃は、日課のように何人かのキャバ嬢とメールばかりしていた。もちろん金があるからキャバに行けるわけで、それなりに仕事もしていたはずなのだが、とにかく、その頃はそういうモードだったのだろう。あの、嘘と優しさで塗り固めた夜の世界には、実人生にはない魅力がある)
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