■短くないとダメ■
「大人のガンダム3」 16日発売予定!
●全作品ガンプラコラム執筆
これが書けるということは、一応新作が放映されるたびにガンプラ買ってはいたんだよね。
●ガンプラ新工場潜入ルポ
バンダイホビーセンターの取材は自分としては二回目だし、ありとあらゆる媒体で紹介されたけど、これが一番分かりやすくて面白いハズ。
●川口克己さんインタビュー
こういうインタビューは、ホビー誌、模型誌には載らないと思う。それにしても、ミリタリーSFという模型ならではのジャンルは、もっと発展してもいいような気が……ガンダム印が付かないとNGとは誰も決めてないんだが。
●ガンプラ座談会
ヤマザキ軍曹(モデラー)、天神英貴(イラストレーター)、千草巽(モデラー)、伊藤克仁(元ホビージャパン編集長)の座談会。これも模型誌では出来そうでできないだろう。この座談会をまとめてみて、自分がいかにホビー寄りの人間か気づかされたんだ。
今回は「写経」とさえ揶揄された宇宙世紀の考証やら裏設定やらを全く気にせず、のびのびと書けた。
あと、ヤマザキ軍曹が「速攻HGUCガンダム攻略戦」という記事を書いているので、ガンプラ好きな人は必携。
さて、大泉実成さんが『Zガンダム』が長すぎるので劇場版に逃避しようとしたそうですが……アニメって、なんでこんなに長いんだろうね? 俺が感激した『NewType』の記事は藤津亮太さんの仕業であることが判明したんだけど(笑)、アニメの主媒体がネットに移行したら、1クールとか2クールとかいうテレビの物差しは消えてほしいと思う。4話か6話で完結して欲しい。『ゼーガペイン』をオススメしようにも、26話という時点でアウトです。ようするに長さ的にはOVAフォーマットが一番見やすいように思うんだけど。
GyaOでやってる『幕末機関説いろはにほへと』は全13話か。PCの前でまんじりともせずに見るのにはギリギリだね。『FLAG』は全6話で完結? というか、なぜ高橋良輔作品ばかり無料配信? ともあれ「一回見ちゃえば十分」というのは、たくさんの番組から「選んでもらう」ための必須条件だ。
先日書いた「選ぶ」というアクションを後押しするのは、実は口コミだろうと思っている。情報誌のレビューではなく、生活密着型の居酒屋トーク。そのためには、とりあえず「一回全部見た」人間が必要なんだ。で、「とりあえず全部見る」ためには短くないとダメ。
本数が増えれば偶然の出会いも増す。そのためには作り手と利害関係のないポータルサイトみたいな人が片っ端からアニメ見ては布教していくのがベストじゃないか?と。だって、ブログのレビュー、いちいち読んでられないじゃん。
あと、俺のような仕事をしていると「これ、○日までに見といて!」みたいな感じでDVDが送られてくることもある。これも偶然の出会い。で、俺が仕事で出会ったオススメはこれだ。
来年1月放映の『まなびストレート!』。まだPVしか見てないけど、これは狂気の沙汰。いわゆる「ぷに」みたいな絵柄は好きじゃないんだけど、この映像は文句なく凄いよ。まさしく、その「ぷに」の質感をデジタルで再現しているところが。
あと、これはモニターを携帯でパチ撮りした適当な画像だけど、レイアウトが決まってる。作画アニメというと枚数ばかり気にされるけど、これはデジタル処理でその一歩先を示していると思う。
こういうのは問答無用でDVDを買おうかと思ってしまうよなぁ……だから、これだけはYouTubeで済ますな!と利害関係ぬきに言っておきます。テレビが始まったら、まず見てみようよ。
萌えアニメに残された最後の役割は、新兵器の実験なのかも知れないね。いや、面白い時代だ。
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コメント
NTの原稿、楽しんで読んでもらえたようで、よかったです。まあDVDのビジネスモデルについてあんな調子で語るぐらいは、タブーでもなんでもないんですけどね。
投稿: fujitsu | 2006年12月16日 (土) 10時13分
■fujitsu様
いや、やっぱり「NewType」という媒体から本音の意見が
出るとは思わなかったんです。
アニメ系のライターは時としてパッケージを売る側にも回るわけで、
DVDのセールスが苦しいという実状をスルーすることも出来た
わけですよね。
おためごかしをせずに、バッサリ言い切ったのがお見事でした。
投稿: 廣田恵介 | 2006年12月16日 (土) 12時10分