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2006年12月12日 (火)

■倫理観の限界■

今月のイチオシは、壽屋のまりあ
Ca270089腕の筋肉とかすごく良く出来てるんだけど、なぜかアメリカ製のガレージキットを想起させる雑駁さがあるんだよ。「形が綺麗に出たんだから、細かいとこの仕上げは別にいいや!」という投げやりさまでセンスにしている。細部まで磨き上げる繊細さとは乖離したワイルドな造形。もちろん、原型は日本で生産は中国なんだけど、『ウィッチブレイド』というアメリカ産のモチーフが影響してるんだろうか? そうそう、「バタくさい」って語感がぴったり。不思議なフィギュアだよ。

ところで、忙しさも手伝って9日発売のアニメグラビア誌を買ったまま、カバンの中に忘れてたんだけど……やるじゃん、『NEWTYPE』。P130を読んで目を疑ったよ。「That's2006」という記事の一部なんだけど、ちょっと拾ってみようか。「深夜枠で“試写”を行い、そこで知名度を上げて、DVDでリクープするというやり方に限界が出てきたのだ」おーっ、DVDの広告だらけの雑誌でよく言った! 「(前略)米国のソーシャル・ネットワーキングサイト「YouTube」は、著作権的に問題のある利用法が後を絶たない一方で、すでにアメリカの映画会社が予告編などを「YouTube」を使って配信する例も出てきている」「こういったサービスが、TVの代替として成長する可能性は十分にある」まったくその通りだよね。何も終わりはしないよ。ただ変化が訪れるだけだ。
ほら、日本からの抗議を受けてYouTubeは3万件も違法画像を削除したじゃん。でも、みんな懲りずにアップしたでしょ。一円の得にもならないのに、単に共有したいがために。「見たい」という願望だけは誰にも邪魔できないんだ。

とはいえ、『ブレイブ ストーリー』が丸ごとアップされてたのは嫌だったな。それは『ブレイブ』が劇場公開作品で、入場料を払って観るものだからだろう。ただで見られるテレビアニメとはあり方が違う。あ、『ブレイブ』がテレビ放映されて、それがアップされていたら、こんなに嫌な気持ちにはならなかったろうね。それが俺の倫理観の限界かも知れない。なんでもOKではないな。
061211_05100001(←余談だけど、好きなキャラって作画が乱れても「わっはっは、下手くそめ!」と許してしまうのだけど、それは『ゼーガペイン』がストーリー最優先だから? それとも愛しすぎ?)
TVアニメって、連綿と「タダで見るメディア」だったじゃん。もし終わってしまっても、「どうせ再放送やるから、それ見よう」と気楽に付き合えたはず。再放送から人気が出たアニメはたくさんあったんだ。

テレビアニメが消滅して、ほとんどがネットで見られるようになった時にネックになるのは、「選ぶ」というアクションだろう。テレビには偶然の出会いがあるけど、ネットは何をするのでも、まず自分で選ばないといけない。しかも、「選んだら直行」だからね。
でも面白いよ。時代がシフトチェンジしていく瞬間に立ち会えるのは、ゾクゾクする。

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