■好感度アップ!■
「フィギュア王」 105号 24日発売!
●トクダネ情報002
「アトムへのピュアな愛情が、ブリキ玩具を黒く塗る」と題して、デザイナーの大矢寛朗さんを取材。アーティストがキャラ愛を発動させるとロクなことにならないのは村上隆が実証したが(過去形)、大矢さんは金儲けでも売名でもないのでね。とっても無垢な愛着。
●ピュグマリオンの小部屋 ドール最新情報
新しいおでこちゃんは、偶然にも花本はぐみさんにソックリ。かわいい。
●Toy's NEW ARRIVAL
アニメ作品との関連で新製品を紹介するToy's VIEWは『コードギアス 反逆のルルーシュ』。フィギュアも美少年モノが多くなるかも。
そして、メーカーさんへのスペシャルインタビューは株式会社フェバリットだぁ! 紹介してくれた石垣純哉さんの推薦文もアリ。お世辞じゃなくてホントに良心的なメーカーさん。まず申し込んでから到着までが猛烈に早い。あと、ギッシリと詰め込まれた緩衝材は「燃えるゴミ」として捨てられます。上質なのは商品だけじゃないのだ。
さて、萌えフィグの紹介文だが、悩んだ末に「ムチピタな美尻も再現ずみなので殿方も安心だ」とか、そういう文体に落ち着きました。あと、美少女単体ではなく、メカと組み合わせる(メカ娘とかじゃなくて、バイクに乗っているとか)スタイルが増えたのが意味深だと思った。 女の子単体ではふり向いてくれないユーザーを、メカとセットにすることで開拓できるかも知れない。
そうそう、model f plusのふじもとさんから教えてもらった、プラモデル・ラジコンショーの徹底レポートを見て驚いた。
タカラトミーから「それゆけ!女性自衛官 海自むすめ 」、アオシマから「スカッとゴルフ パンヤ」といった女の子モノフィギュアが出ること。ハセガワの『バーチャロン』の新作プラモは女性型ロボットのフェイ・イェンだしね。萌え本ブームもそうなんだけど、はじめに萌えありきじゃなくて、「困ったら萌え」なんじゃないか。(←これもメカと女の子? やまとさんのハチクロ)
失礼を承知で言うと、「ウチは不健全図書なんか置きません!」と胸を張っていた老舗の本屋がBOOK-OFFに押されて「やっぱり、エロ雑誌の一冊や二冊ぐらい」と妥協するのに似ている。しかも過激なフィギュアで模型業界をアッといわせるんじゃなくて、自衛隊だとかオンラインゲームだとか、ソフト路線で安パイ拾ってるよね。
だったら、警察署の「一日署長」や地方駅の「一日駅長」と変わらん。あれだけ理解の困難な概念だった“萌え”は(ホビー業界・出版界では)、いまや好感度アップのツールにまで劣化したわけだ。どうせ萌えるんなら、本気で萌えよう!
| 固定リンク
コメント