■ルックスを考えよう■
「EX大衆」 10月号 明日発売!
●アイドルのキス顔 Vol.1 「安藤沙耶香」 ポエム執筆!
立ち読みする人もいなさそうだし、ちょっと語句をピックアップ。
「何の刺激もない高校生活に倦怠している僕には、校庭に出る気力もない」…これ、クレイジーケンバンドの『7時77分』だよね。
「9月の夜の都会の空」…稲垣足穂だよね。モロだよね。
「うつし世は夢、夜の夢こそまこと」…江戸川乱歩だよね。さすがに、これは引用を明記したけど。
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念願の「セクシーグラビアの横にある痛いポエム」、ついに実現! しかも連載。プロになる前から、グラビア誌のポエムは書いてみたかったんだ。童貞ドリームだよね。大好きなんだよ、こういう世界。
そして、地元のキャバクラで『Groovin’Magic』を手渡された俺。指名料の分だけ?タダでくれた。しかし……だっせぇジャケット(笑)。「いやいや、曲自体はポップなんだよ」と力説する俺は、そうとう痛々しかったと思う。
前に、アニメはサブカルチャーではなくなったのに、アニメの「ルックス」だけはダサいまま、と書いた。アニメ誌の表紙もそう。
サントラのジャケットでいえば、菅野よう子さんのプロデュースだと、そこそこアニメっぽさから離れている。それでも、「アニメにしては」という条件付きだよね。裏をめくると、ズビビッとセル画のキャラがいたりするもん。
俺らの年代でアニソンの話になると、「主役ロボの名前が入っていると燃える」「必殺技の名前を叫ぶと最高」とかいう話になる。もう30代、40代にとってアニソンは軍歌みたいなものだ。そんな俺らが「今のアニソンは堕落した」なんて言っても、若い人はスルーするように。
関連グッズのひとひとつにまでルックスにこだわったアニメって『フリクリ』ぐらいだよね。←主題歌のジャケがこれだもん。明らかに垢抜けている。
『フリクリ』はDVDのジャケも最高だった。グラフィック・デザインという概念がある。
じゃあ、恥ずかしくないアニメはスタジオ4℃の作品なのか、とかそういう問題でもない(あれはあれで、別の落とし穴に落ちている気がする)。つまり、送り手側に、ユーザーを啓蒙しようという意識がないんだよ。ファンをなめてる。アニメ雑誌の版権イラストなんて、どれ一枚として鑑賞に耐えない。それさえ載せておけばアニメ誌になる、という考えが怠慢なんだ。それで仕事をした気になっている。作品に愛があるなら、ルックスを考えろということだ。
原作付アニメだったら、原作者の書き下ろしジャケだったりするじゃん……当事者意識がないよ。
今度出る初代ガンダムのDVDのジャケなんて、保守的すぎて反吐が出る。コンセプトに確固たる信念さえあれば、ギトギトのアニメ絵でもぜんぜんオッケーなのにさ。
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