■クネクネの道を行け!!■
せっかく王子バー行ったのに、お目当ての王子はいなかった。でも、ひとつ情報が得られたので良しとして、同行していたY田夫婦と安くて小洒落たお店にうつって朝までワインを飲む。
でも、王子バー(とメイド居酒屋)は縁起のいいことに墓地の隣にあるんだよね。いずれ滅びる萌え文化、最後の一杯をともに飲み干そうではないか。
ここ数日で、フィギュア本と自衛隊本の仕事が同時に舞い込むという事態になったので、来週は禁酒・禁キャバの仕事モード。そろそろこの話題も一区切りつけておきたい。俺が今まで見た一番恥ずかしい萌えフィギュアってこれなんだけどさ(あの飛行機に変形する新しい方を探したんだけど、ニーズがないせいか画像が見つからない)。手足は棒みたいだし、何らキャッチーな要素がないじゃん。こんな無味乾燥としたデザイン、立体にする意味ないよ。まさしくスーパーフラット。ようするに可愛くないんだよ。
村上隆って子供向けアパレルメーカーを相手どって訴訟おこしてたんだってね。ま、訴えられたナルミヤのサイトを見れば、どちらが社会の役に立っているかは一目瞭然だよね。
キャラクタービジネスなめるなっての。あんな出来そこないのフィギュアが高額で売れたのは、買った外人に見る目がなかったからだろうが。センスのないヤツ同士が出会っただけだって。
まあ、そんな昔話はおいといて。
「可愛い」という価値で客にお金を出させるってのは大変なことなんだぞ。「可愛い」という印象をゼロから創るってのは大変なことなんだぞ。「可愛い」には実用性も付加価値もないんだから。一番言葉に出来ない感覚を個人の手わざと工場というシステムで具現化しているのが萌えフィギュアなんだよ。しかも安く手に入る。一体50万ドルもしませんから。俺としては、そこに一票だね。
ただ、アニメとかゲームとかの女性キャラを「可愛い」と表明するのは照れくさいよね。明らかに幼稚っぽいし童貞くさいもん。キモいと言われても仕方がありません。
だからまず、人として幼稚にならぬように努める。「3次元の女なんか興味ねーよ」とかどっかで聞き覚えた逃げ口上は忘れて、さっさと童貞を捨てる。フィギュアを買う10倍ぐらいのお金をファッションに使いなさい。
ま、それでも女性には「キモい」と言われる趣味だと思うけどね。だから、萌え趣味は「あの人の唯一の汚点だよね」と言われるぐらいに自分を磨こうぜ、と。俺も頑張る。
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