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2006年6月28日 (水)

■Honeyed words■

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←先日、決定稿が上がったばかりのこの映画について詳細を語ることは出来ないが、僕はセリフをお手伝いさせてもらった。
平坦に描かれている人物に癖を与えたり、雑駁に切り捨てられている人間関係に何がしかの感情を通わせたりするのが好きだ。そのシチュエーション、その人物にしか吐けないセリフを探してくるのは楽しい。時を忘れる。

ただ与えられた物語に対して、ひたすらセリフを書くだけの素敵な職業ってないものだろうか?と本気で思っている。
先日、ある仕事で関西弁オンリーの会話劇を書いた。三年間暮らした妻が関西人だったので、それが役立った。結婚も離婚も、失望も絶望も歓喜も快楽も、すべて等しく味方にできる。それが「書く」ということの強みなのである。

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