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2006年4月 1日 (土)

■Easy Rider■

早朝までバーのカウンターで企画のためのメモを書き散らして帰宅、昼ごろ、編集者からの電話に起こされた。「馬いきましょう、馬」。馬といっても競馬ではなく、乗馬クラブの体験コースに申し込む約束をしていたのだ。
バイクの後ろに乗せてもらって、桜のトンネルをいくつか抜けていく。
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その場のイキオイで、10日間コースに申し込んでしまう。
生き物に乗る、という行為には抗しがたい魅力がある。
「それに、乗馬ブーツを履いた女の子はカッコいいじゃないですか!」
なかなか抜け目のない男だ。

帰り道、またバイクの後席に乗せてもらっていたら、急に乗用車の後部座席に乗せてもらって、あちこち出かけていた頃のことを思い出した。
最後に花見に行ったのは、妻がタッパーにいっぱいの焼きそばを朝からつくって、その日のために缶ビールを買ってきてくれて……僕は、生まれてこのかた、本物の悪人というものに出会ったことがない、と思った。「性格の不一致」はあっても、それほど悪い人間じゃなかった。ただ、僕が自由と孤独を選び直しただけの話だ。

世界地図を広げても、世界のことは分からない。こうして現在と過去がポンとつながったとき、自分の体験したアレコレで「世界」が構成されていることが分かるのである。
鈴木慶一がソロアルバムを出したとき、「みんなは俺が離婚して可哀相な男だと思ってるんだろうけどさ……」と弁解するようなコメントを雑誌に載せていたと思う。人のぶんだけ「世界」があり、それは誰とも共有できない。
いちいち、そんなことにガッカリしてはいられないのだ。

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