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2005年11月 4日 (金)

■ジョークのつもりが、ほんとに降りれない■

 微熱に抗いながら、区役所へ行く。必要な書類が届いていない。だが、これはほんの小さな戦いだ。僕は腹を立てるのをやめ、静かに然るべき相手に連絡をとった。

 それから、そっと東北線に乗り込むと、横浜へ向かった。東急ハンズ、ヨドバシカメラ。この10年間、僕の手元から離れていたものたちを、僕は引き戻すことにしたのだ。スパチュラに始まり、粘土、真鍮線、耐水ペーパー。ファンドが売っていなかったのはショックだったが、とりあえず品質の近そうな粘土を買って帰った。趣味として考えると、なんとまぁ粘土細工は金のかからないささやかな趣味なのだろう。尤も、今回は多少は仕事がからんでいる(仕事になればよい)というところだが……
 いや、正確には違う。
 「こういうのは、立体にした方がいいですよ」と放言する自分に飽き飽きしたのだ。僕には粘土をこねるという武器があったはずなのに、いつの間にか自分の人生を生きることをやめてしまっていた……それらの道具を買ってしまうと、少しだけ足取りが軽くなった気がした。

 帰宅すると、座っているのも辛いほどの熱が襲ってきた。僕は風邪薬をリポビタンDで喉の奥へ流し込む。
 この2~3日、いろんな映画や漫画の場面が頭をよぎる。命綱とも言うべき新一から分離して、後藤を倒したミギー、カッコよかったなぁ……「勝つ」以外の目的を持たない戦い。肉を切らせて骨を断つ、というやつ。何より、それが本物の人生だという気がする。

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