■all all all all right!!■
粘土は基本。
手を動かさないと何一つ形にならないところがいい。何より、作りつづけるモチベーションが、作り上げられつつある造形物それ自身であるところが素晴らしい。良い形が出来れば先を進める気になり、気に入らなければ手は止まる。だから、果てしなく良い形を追い続け、そのことによって自分を奮い立たせねば粘土造形は完成しない。それ以外に、粘土をこねる理由はない。
モチベーションそのものを自ら作り出す。だから、粘土は基本なのだ。
手にべとつかない良質の粘土であれば、そのままキーボードを打つことが出来る。ようするに、粘土細工しながら原稿が書けてしまうのだ。打っては練り、盛っては打つ。眠る前に盛っておけば、翌朝には乾いている。粘土は人生に溶け込む。
おそらく、達人ともなれば脳の中に粘土を持っているのであろう。そう、真の達人は悩まない。悩むかわりに頭の中で粘土をこねているのに違いない。理想の自分、理想の人生、理想の今を造形し、生み出したモチベーションで自分をよりよく生かすのに違いない。
だから、人生は芸術的なのだ。だから、自分の手で作り上げねばならないのだ。
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